「うーん。おいら算数きらい…」
「でもね。算数を知っていると 役立つよ。お魚を数える時とかね。お魚がたくさんある時どうやってドラ君は数えるのかな?」
ドラの家は、魚屋さんです。
「うーん。いつも かあちゃんが はこに 10匹ずつ入れてくれて、それが3つあって 10 20 30って 数えてるよ」
「そう。それもかけ算という算数ね。10×3で 30ね」
そう言って 先生は ドラのノートに計算を書いてみせました。
「そっか」
「算数はね。 できないと だめだって事じゃないんだよ。ただ、べんりなだけ。
少しでも ドラ君の仕事を 早く 楽に 終わらせる事ができると いいでしょ?」
「うん!」
そして、先生はみんなに言いました。
「先生はためしているんじゃないよ。
テストというのは、わかっているか どうかを”たしかめ”ているだけだよ。
だから、まちがえてもいい、わからなかったら 聞いてほしいんだ。
ただ にげないで ほしいだけだよ」
すると、
「うん。先生は いじわるじゃないけど、算数がいじわるなんだ!」
と、ドラが叫びました。 おしまい