次の日、やっぱりママもそしてあみも黒いふくをきました。
「発表会のワンピース。黒にしてよかったわ」
ピアノの発表会に着たワンピースです。
「あみは、赤がよかったのに」
「あら、白いえりがあみちゃんをおじょう様にしてくれるのに」
「おじょう様、じゃなくておひめ様がいい!」
「いいじゃない。今日もやく立つし」
「なんで、おばあちゃんに会いに行くのに黒でないとだめなの?おばあちゃん、チューリップのポッケがついた赤いスカートをかわいいねって、言ってくれたよ」
あみは、お気に入りの赤いスカートがはきたくて、そう言いました。
すると、
「おばあちゃんと会えなくなるって思ったら どんなかんじ?」
ママが、あみにききました。
「あぁ…」
あみはそうぞうしてみました。
「赤とかピンクとかじゃないでしょ」
「うん」
ママは黒い足になって、あみは黒いくつ下をはいて、おばあちゃんにさよならをするためにとなりの家に行きました。
あつまった人たちは、みんな黒いお洋ふくや足をしていて、おばあちゃんは木のはこの中にねむっていました。
そして、あみが「またね」と言ってもだまっていました。
そこにいた人は、みんな泣いていました。
おばあちゃんがねむっているはこの中は、白いお花がいっぱいでした。
それであみのえりは白で良いのかと、あみは思いました。
日よう日パパとどう物えんに行く時
「これ、はきなさい」
と、ママがあみにストッキングをくれました。
「なんか変なもよう…」
あみが言うと、ママはわらいながら
「いいから」
と、今日は『いいから』をちょっとやさしく言いました。
ママの足も同じ変なもようです。
でも、どう物えんに行って、ヒョウさんのおりの前に来た時です。
「あっ。ママの足とおなじもようだ!」
あみは、びっくりしました。
「ふふっ。ママはきょうはヒョウさんなのよ」
「ヒョウ…」
あみは、ママの足の方がヒョウさんの足よりでぶなのでちょっとちがうと思いました。でも、ママがおこった時をおもい出して、ヒョウさんがうなった時ににていると思い、あみはなにも言いませんでした。
少し歩いて行くと
「あっ!あみとおんなじもよう!」
首の長いキリンさんです。
「キリン…さん」
「そうね。あみはキリンさんね」
ママがそう言うと、あみはとつぜんなき出してしまいました。
「わあああああん」
パパとママはきゅうにあみが泣き出したので、びっくりしました。
「どうしたの?!」
「だって、あみの首が長くなったら変だもん」
パパとママは、大わらいしました。 つづく