「だいじょうぶよ。ママだってほらヒョウさんにならないでしょ。もようがおそろいなだけ」
ママが、あみのあたまをなでながら言うと、
「そうだよ、ママはブタさんじゃないか」
パパがそう言うとママは、こわいライオンさんになりました。あみは、なくのをやめてしらん顔をしてペンギンさんの池に行きました。
「ペンギンさんのストッキングは…」
あみはじっとペンギンさんの足を見ました。でも、ひざや足首が見えません。
「ペンギンさんは、き色いくつ下でいいのね」
そうあみがつぶやくと
「あみ、何を言っているの?」
と、ママがやってきました。
「ペンギンさんは、足がないからくつ下しかはけないね」
と、あみが言いました。
すると、ママがにやりとわらいながら
「ほら、パパも足がないからくつ下だけでしょう?」
と、言いました。
それをきいたパパは、
「ペンギンさんは、ライオンさんに食べられちゃうからな」
と、小さなこえで言いました。
あみは、ペンギンさんとパパがかわいそうになりました。
次の日の朝。
とつぜん、パパのさけび声がしました
「わああああ!なんだああ」
おどろいてママがパパの所へ行ってみると、パパがじぶんの足を見ておどろいていました。
なんと、パパのりょう足にストッキングが足首のところまではかされていたのです。
しかも、ストッキングはやぶけていてパパの足のおやゆびやかかとが出ていました。
「何してるのパパ?」
「何って、目がさめたらこうなってたんだよ。ママへんないたずらするなよ」
「わたしじゃないわ」
「え?!」
そこにあみがやってきて言いました。
「パパもストッキングはけるよ」
パパとママは、かおを見合わせると、はっとしたかおになりました。そして、パパとママは、おたがいのかおを見ながらうなずきました。
「まみありがとう」
と、パパが言いました。
「そうね。パパにはちゃんと足があるね」
と、ママが言いました。
あみはにっこりわらって、
「うん!」
と、こたえました。
さて、みんなはどんなストッキングが好きですか?
おしまい