「見返り美人図」は17世紀に描かれた美人画。浮世絵を確立した江戸時代の画家、菱川師宣の作品。浮世絵の祖といわれる菱川師宣ですが、この「見返り美人図」は肉筆画です。現代においてこの絵を広く周知させる原因は1948年(昭和23年)11月29日に発行された「切手趣味週間記念切手」の図案に採用されたことが大きいと思われます。

 

 

多くの女性を描いた菱川師宣、彼の描いた衣服の形、着物の柄、帯の結び方、髪型、アクセサリー、小道具は当時の女性たちの流行の最先端になったという。また彼は女性の容姿だけではなく、その心や魂も描くことが出来たと云われています。ホントかな?びっくり

小泉八雲(1850年ー1904年)が、1900年に発表した短編集「影」に収められてる「衝立の乙女」には、菱川師宣が描いた絵が登場します。菱川師宣が衝立に描いた若い女性の絵。その絵に恋をしてしまう、京都の室町に住む、若い書生の「篤敬」。彼の運命や如何に!・・・もし興味のある方は・・・「衝立の乙女」・・・で検索してみてはいかが。いやはやホント便利な時代になりましたね!!