かつて積丹町婦美地区にあった宿泊施設チニカ山荘。
現在は営業しておらずバス停名がこの付近に昔、山荘があったことを知らせるだけとなっています。
バスの本数は平日1日2本です。以前よりも少なくなったなー。そして運賃は高くなったな~。
雪の影響なのかバス停が変形しています。積丹町は全域が北海道特別豪雪地帯に指定されています。
美国方面に向かうバスは早朝の1本のみですね。しかし周りには人家がないので利用者は皆無でしょう。
北海道道913号野塚婦美線は同じ積丹半島内を走る国道229号線よりも外側を走っています。
積丹町幌武意・入舸の集落生活道路になっていますが、人口減少に伴い交通量は少なく見かける車も殆どありません。
バス停の前には廃リフトがありました。このリフトとかなり遠回りする未舗装の林道がチニカ山荘に辿り着く手段だったようです。
上空から廃リフトを撮影。
リフトのケーブルなどは確認できませんでした。
チニカ山荘の廃屋と東積丹の海が見えます。
2004年の台風により建物に被害を受けて休業し、そのまま廃業したもよう。もう20年近く経過しています。建物の荒廃はかなり進んでいるのが分かりますね。
標高190メートル小高い山の山頂付近にあったチニカ山荘。日本海や余別岳を見渡せる眺めの良い宿だったと思われます。
5年前の記事、日本の衰退か・・・バスの本数に注目!!