北見市留辺蘂金華の集落は奔無加川が流れる盆地にあります。盆地の西方の高台には1918年(大正7年)開校、1977年(昭和52年)閉校の金華小学校がありました。現在は校舎は解体され金華小学校記念碑と常紋トンネル工事殉難者追悼碑が建っています。

 

 

金華駅前通りから国道242号線を右折し100メートルほど進むと左側に案内版と階段があります。まず見落とすことは無いでしょう。

 

 

横に道路があり階段を登らなくても、常紋トンネル工事殉難者追悼碑まで、車で行くことが出来ます。入口は国道に面しているためこちらの方が安全でしょう。

 

 

高台から国道242号を見下ろす。急な階段ですね!!

 

 

校舎は50年以上前に解体されています。建碑も長年の風雪により黒ずんでいます。

 

 

金華小学校時代の水飲み場なのだろうか??閉校からの年月から鑑みて微妙です。

 

 

JR北海道石北本線生田原駅と金華信号場の間にある常紋トンネルは凄惨なタコ部屋労働で建設されました。日本で唯一、人柱による人骨が発見されたことにより有名になりました。

 

 

常紋トンネル工事殉難者追悼碑には、真新しいお供え物が沢山ありました。忘れられていないことに、何故かほっとした気持ちになりました。

 

 

追悼碑には、トンネル工事作業に従事し亡くなった方のブロンズ像の手にはつるはしが。 常紋トンネル開削工事・・・この追悼碑を前にして、北海道開拓の負の歴史を垣間見たような気がしました。北海道に住む者として殉職者の方のご冥福をお祈りいたします。

 

次回はいよいよ常紋トンネルです。