梅雨に入り、蒸し暑い毎日がつづいておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。雨 

 禅塾では今週施餓鬼会に向けて法儀実習を行いました。七月の施餓鬼会に向けて、今回学んだことを生かせるように、頑張っていきたいです。

 

 

 さてこのような六月ですが、どうしても私たち人間は雨が降ると憂鬱な気分になってしまいます。そこで皆様にお伝えしたい禅語があります。それは「雨過青山」でございます。この禅語は花園大学総長青松軒老大師が、大学の六月の禅語として掲げておられます。意味といたしましては「雨が降った後の山はいつも以上に青く見える」となります。老大師は「雨を楽しむ心を持ちましょう」と解説していらっしゃいます。このことから普段とは変わった視点で物事を見ることによって、新たな発見をすることができると解釈できるのではないでしょうか。

 その為この蒸し暑く憂鬱な天気を利用し新たな発見や気づきを得られるように、生活をしていきましょう。私たちもこの禅語を意識し、日々修行に取り組んでいきたいです。