枠にはまるな!グロムにはまれ!

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グロマーによる徒然なる日常の記録

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こんばんは。

今回は、SP武川の5速ミッションの組み立て、純正4速ミッションの取り外し
SP武川5速ミッションの組み込みまでいきました。

イメージ 1
SP武川の5速ミッションです。
左側のシャフトは「メインシャフト」といって、エンジンクランクからの出力です。
右側は、「カウンターシャフト」といって、スプロケがつくほうのシャフトです。

クランク→メインシャフト(1~5速ギヤ)→カウンタシャフト(1~5速ギヤ)→フロントスプロケ→
チェーン→リヤスプロケ→タイヤと、動力が伝わっていきます。

右側は、4枚しかギヤがありませんが、奥にあるギヤをこれから組むところです。

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メインシャフトのギヤを固定するのに、SP武川5速キット付属のD型ワッシャーを
組みこみます。

イメージ 3
組み込んだあとの写真ですが・・・
D型ワッシャーは圧入する感じなので、14のソケットを使って、プラハン(ハンマー)で叩いて
圧入しました。
今回は、プラハンが活躍します。

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SP武川5速キットのカウンターシャフトの1速ギヤを組み込みます。
ギヤのブッシュ・・・軸受けみたいなもんです。
本当は、純正ギヤから取って、流用するのですが、純正カウンターシャフトからD型ワッシャー
を取り外すのが、手間なので、新品を購入しました。

D型ワッシャーは、ベアリングセパレータ等あれば簡単に取り外しできるとおもいますが、
めんどくさい場合は、純正部品購入で良いと思います。

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こちらは、スラストワッシャー15mmです。
こちらも本来は、純正カウンターシャフトを外して、流用するのですが、上記理由で
新品購入しました。

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カウンターシャフトにD型ワッシャーを圧入してギヤを固定しました。

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左がSP武川5速ミッション。右が純正4速ミッションです。
左上の筒状のものがシフトドラムです。

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メインシャフト、カウンタシャフト、シフトフォークです。
シフトフォークは、全部で3つですが、写真は組み込む途中で、2つしか置いてません。

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5速を組み込みしました。
ケース内は、左の大きな円が、クランク。その右がメインシャフト、その右がカウンターシャフト。
上のほうにあるのがシフトドラム、シフトフォーク。

普段、左足で、シフトチェンジして、シフトドラムを回転させて、ギヤを選択しているというのが
構造でわかりました。
良くできてるなぁ・・・と感動します。

モトGPとかレース用だと、カセットミッションなんですよね。
おそらく、クランクを割らなくても、メインシャフト、カウンターシャフトを取り外して、
ガチャと別のギヤ比のものを簡単に装着できるようになっているんでしょうかね・・・

イメージ 10
左側のクランクケースです。
ベアリングにモリブリデングリスを一応塗っておきました。

今日は、夜のみの作業でしたが、遅くなってしまったので、ここまでにしました。
明日、最終チェックして、液状ガスケットでクランクを閉じます。
液状ガスケットの完全硬化まで24時間必要なので、今週は、あまり作業は進まなそうです。

とりあえず、取り外しが終わって、組み込んで復旧していく段階に入ったので、
もう少しで全行程の半分くらいかなぁ・・・という感じです。

でも、ミッションの取り付けが自分の中で一番不安だったので、ここの取り付けができた
のは、安心しました。

クランクを開けたときは、自分に組み込みできるか不安でしたが、取説、サービスマニュアル、
パーツリスト等、熟読して、なんとかできました。

SP武川の取説は充分わかりやすいのですが、もう少し作業の詳細が書かれていると
助かります。

毎日、ちょっとしか作業できないので、あと2週間くらいはかかりそうです。
部屋のなかで、他のメンテもやってしまいたいので、試運転は3月になってからに
なりそうです。