父親①

昨日は、塾の公開テスト、そして娘Mの習い事バレエでの地域芸能祭出演があった。

今日は、私1人実家にいて朝から布団干し、1人朝食、昼食をしていた。
私の父母は黙って出かけている。

4人の子ども達は、夫に昨夜から任せている。


先週は色んなことがあった。


11月2日は、進路希望調査の提出日だとTから聞いていたので、学校帰りに三階によったOに、学校や塾の他の提出物を出すよう言った。


〝あとで〟

を連発していたが、しつこく促し出させた。

30枚くらい。

提出期限が過ぎたもの多数。

つまり、ばあちゃん家に行った、10月8日から出していなかったのだ。

Tはいつものように、気まぐれで出していた。

さすがに叱った私。

殺気に、Oはばあちゃん家に走って自転車で帰った。

夫に電話する。

「2人とも、提出物出していない」
「あなたは父親をしていない」
「コミュニケーションは？」

など話し、少し感情的に問い詰めたら、夫が白状した。



〝息子達とケンカして、Oはばあちゃん家に行ってしまった〟


と。

電話を切り、私が泣いていると。


Tは、


「お母さん、怒ったらダメだよ。」

「でも、内申大事だよ。どうするの？国立だって大事なんだよ。明日出すのはどうするの？」

「僕が、持って行くよ。これからは、Oから僕が預かって帰るよ」

「約束ね」

「うん」

頼もしいTに嬉しくなり、情けなくてまた泣く私😿

今日はお鍋。

バツが悪く、帰りが遅い連絡があった夫を待たずに、2人で食べる。

「ケンカしたこと、なんで言わなかったの？」

「ふつう、言わないでしょ。バレたか、という感じ」


Tは、私に言ったことで安心したのか、いつもよりお肉を食べ、雑炊をリクエストしてきて、全部食べた。

嫌がるTを抱きしめて、愛情を伝えて帰る。

夜、勉強を頑張るTの写真が夫から送られて来た。

つづく