約10年前
大きな客船の中に有る
立派な劇場の広い舞台で
気持ち良く踊らせて頂きました
船長さんの計らいで
私が踊っている間
船が揺れない様に速度を
落として下さっていた事を
後から知って大感激✨
思い出の演目です
〜神代より光り輝く日の本や〜神話を言祝ぐ毅然とした
置唄から始まるこの曲は
宮城県の松島から海の名所の
物語を点々と紡ぎながら
兵庫県高砂市まで
日本列島を南下して
スピーディーに展開
それはさながら空から
ドローンを使って見ている様なスケールの大きさです
南下に伴い
季節が春から冬に進み
男女の恋仲が深まっていくのもこの曲の構成の面白さ
老若男女
旅人
船頭
芸者
海女
漁師
の人物の踊り分けや
波や海辺
水平線
山
の風景の表現など
踊り手にとっても
踊り甲斐のある演目です
7月に高知で披露宴の際に
踊ることになりました
清元 青海波(抜粋部分)
アラめで鯛は神の代に赤目と召されそめしより
蛭子の神の釣り上げし二世のかための懸鯛に
縁しを繋ぐ諸白髪若やぐ尉とうば玉の闇の景色は
漁火のちらりちらちら月の出汐に網引の
声の節も拍子も一様に
波も静かに青きが原をなかにひかえて住吉と
名も高砂の夫婦松雪にもめげぬ深みどり
栄ゆく家の寿をなほ幾千代も延ぶるなる
直ぐな心の清元とめでたく祝ふ泰平の
君が余沢ぞありがたき