花柳流名取名披露
大阪国立文楽劇場
長唄「君が代松竹梅」
3歳から始めた日本舞踊
宝塚音楽学校に進学して
環境がガラッと変わったことも理由の一つでしたが
私自身「名取」になる事に
なんの価値も感じておらず
周りの人が名取になって
いるのを見ても全くの人ごと
名取になったのは
宝塚歌劇団を退団度
この道で生きて行こうと
決めてからのことでした
写真は名取試験に合格後頂いた名取名「花柳廸薫」の
名披露の時のものです
この写真
今見ると裾
は直せていないし
上半身と下半身がねじれていてバランスがおかしいし
突っ込みどころ満載で
お恥ずかしいばかり
しかしながら
今は亡き師匠が「松」
同門の先輩でも有る姉弟子の
母が「竹」
私が「梅」と
今思えば三人で務めた
最初で最後の舞台でした
確かこの明けの年に
阪神淡路大震災が起こったのでギリギリのタイミングでの
名披露の舞台でした
鬘は「乙女島田」
衣装は酒井抱一の
「梅樹文様小袖」の写し
これまでの舞踊家人生において幸せな思い出の舞台です
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