これ凄いです
ドキドキ💓します


今の世の中を
歌っている様な気がします


民謡の発声とオーケストラ
和太鼓のコンビネーション

そして「萬葉ことば」の
不思議な世界観に
引き込まれます



めざめの方舟「百禽」

命(みこと)


暁(あかとき)闇に
鳴きし響(とよ)めれば
降(くだ)ちぬ雲は
四方(よも)の国へ


長き命の
惜しけくもなしに
長きこの夜を
廻(たもとほ)り


暴風(よこしまかぜ)に
天(あま)飛ぶや
風雲(かぜくも)は
畏(け)しきこの夜は
古昔(いにしへ)と
別れし時よ


雨は降れど鳥は吟(うた)ひ
風は吹けど花は咲く
清き月夜
霞流るる天(あめ)へ行かば
畏(かしこ)きを眺(み)ゆ


雷神(なるかみ)光動(とよ)みて
天伝(あまつた)ひ来る
百鳥(ももとり)は生ける世に
悲別(わかれ)の
散り飛ぶを見つつ
荒墟(あれたる)悲傷(かな)しみ
逆風(あらきかぜ)吹く
この世の中を憂(う)しと思ひて
天降(あも)り座(いま)し
神に仰(あふ)ぎ
祈(こ)ひ祷(の)む


天(あま)照る月雲は流れ
鎮めたまふ御心
翻(と)び翔(かけ)る
百鳥(ももとり)の
鳴き響(とよ)むる
感悦(よろこ)び
絶ゆることなく
黄泉(よみ)の境に
誘(いざな)ひ賜ひて
この夜は明け
千万(ちよろづ)神の
懽(よろこ)びの御歌(みうた)
響(とよ)む