答えの前に
先ず「二股」の意味から


「股」は
「分かれた裂け目」の数ではなく
「いくつに分かれたか」の数
を示しています



つまり一つのものから
幾つに別れているかということです


なので
雅叙園のこの床柱の場合

股が七つで
頭が七つ

なのですが
そもそも「股」は
「二股」からしか「股」としては
成り立たないので

裂け目は七つでも
「二股」から数えることになるので


「股」は「八股=岐・俣」
   頭は七つ

になるということが解答なのです




私たちの知る絵や文章には
「一つの胴体から八つの頭と尻尾」
の姿が描かれており



七つの頭のヤマタノオロチに
出会ったのは
私もこれが初めて



これを彫った作家の意図を
図りかねているのですが



実はここ雅叙園「牛若の間」の謎は
未だこれだけでは無いんです


未だ続きます〜ウインク