長唄 鶴の寿


琴の音が新春らしい華やかな舞踊

新年会
初春の催し
賀詞交換会等に
ぴったりです


壁に描かれた鶴が
手拍子に合わせて舞うと評判になり
その家が豊かになったという
有名な漢詩が元になったそうです


そう言えば
落語にも「抜け雀」という
似た様な演題があります



長唄 鶴の寿

大空に羽ばたく鶴の雄々しさは
昔 唐の仙人を乗せて
空を飛びしと云う
彼の黄鶴も斯くやとぞ

橘の皮持て壁に描きし鶴は
手拍子に合わせて舞うや千歳の舞

その評判に万人集い来て 
たちまち築く巨万の富
大尽舞をみさいな 

折りしも瑞雲棚引きて 
仙人の吹きし妙なる笛の音に
鶴は虚空に舞い上がり 
一度去って再返らず
後に芳草生茂り 
白雲千載ただ悠々として
祝う声のみ満々たり 
祝う声のみ満々たり