老いるということ。 | ハナウタがきこえる

ハナウタがきこえる

鳥取→岡山→京都→愛知→宮城
転勤族で中学生と幼稚園児の歳の差姉弟。四人家族。




支援センターも回数を重ねてくると慣れて来たのか、少し積極的に遊べるようになりました。

むっちむちの手首、小2のムスメよりも余裕で太い9ヶ月 笑
相変わらずのデカさですが…2、3秒なら手を離して立てるようにもなりました(*^^*)

獣のような唸り声を出しているので「クマさん!」と呼ぶと顔を上げるだけ、名前を呼ぶと満面の笑みで駆けつけます。
もう、自分の名前は理解してるみたい。





先日、祖父が88歳になりました。
私は駆けつけられなかったのですが、みんなで集まって米寿のお祝いをしたようです。

せめてもと、お誕生日当日に電話をしました。
本当は、耳が遠くなっているので、会って口を読みながらの方が話しやすいんだけどね。
ムスメと二人、外にも聞こえるくらいの大きな声で電話しました。


途中、祖母にも代わってもらいましたが…アルツハイマーが進んでいるようで。
話ながらも私と従姉が分からなくなったり、曾孫たちも誰が何れの子達なのか混乱気味。

アルツハイマーは否定するようなことを言ってストレスを感じると進行しやすいとか、老人性うつに発展しやすいと聞くので。
敢えて否定はせずに「電話で分かりにくくてごめんね」と。

「風邪引かないでね」
「元気でいてね」
「また会いに行くね」

ちゃんと顔を見て話したら少しはマシなんだけどね。
遠くに住んでいることを申し訳なく思ってしまいます。

ムスコが祖母の声に反応して「きゃははは♪」と可愛い笑い声を上げてくれていたのが救いでした。



子供の頃。

おばぁちゃんとおじぃちゃんにも子供の頃があって、若い頃があって。
お母さんとお父さんにも赤ちゃんの頃があった。

そして、歳を取ったら順番に死んでいく。

そんなことを知ったとき、怖くて、悲しくて、泣いてしまいました。

当たり前のことなんだけどね。
みんな元気だったから忘れてたんです。

でも、離れて暮らしていると。
久しぶりに会ったとき、電話で話したときに老いを実感させられて。

苦しくて。
悲しくて。

子供の頃の私に戻ってしまう。


私も、もうすぐ36歳。
本当にいい大人です。

子供じゃないです。

同時に祖父母も若くはありません。
立派なおじぃちゃん、おばぁちゃんです。
88歳なんて、もしかしたら私には到達できないかもしれないくらいの年齢です。


「遠い」を理由に中々会いに行かないのだけれど。
死んでしまったら、もうどんな理由でも会うことは叶わない。

会えるうちに会っておくこと。

話せるうちに話しておくこと。

孝行はできるうちに、いくらしてもし足りないから。




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