毎年、七夕の日に1300年を超える歴史をもつ「蓮取り行事」がおこなわれます。

室町時代から連綿とおこなわれてきた吉野山金峯山寺(きんぷせんじ)における「蓮華会(れんげえ)」の一連の行事で、奈良県の無形民俗文化財に指定されています。


捨篠池(すてしのいけ)では、蓮取り舟に乗って、古式にのっとりおごそかに蓮切りがおこなわれます。

善教寺に集まった修験者たちが、勇ましい法螺貝(ほらがい)の音とともに、役行者の母・刀良売(とらめ)の墓に蓮花を献じて供養し、続いて、捨篠池に隣接する弁天神社で、護摩法要が営まれます。

その後、修験者の一行は、吉野山金峯山寺・蔵王堂までの祠(ほこら)に、道中、蓮花を献じながら、蔵王堂での「蓮華会」「蛙とび行事」に参加したのち、これらの蓮花は修験者によって、大峰山頂上までの祠に供えられます。

 

私が見てきたのは捨篠池での蓮取りだけですが、雨の中粛々と行事が行われていました。

蓮が少ししか咲いていなかったのが残念でした。今年は不作なのかな。

近所の蓮池は開花もまだで、蕾ばかりという状況でした。蓮のシーズンはこれからですね。

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