今年も大河ドラマ見ております。

今年は紫式部が主役の

『光る君へ』


「光る君へ」というタイトルがとても好き。


オープニングの文字も好き。


オープニング曲と映像にドキドキする。

そして平安の世界にグイグイ引き寄せられる。


劇判も大河っぽくないえ?これジャズ?って感じのもたまにあって面白くてでも切ないシーンではかなり切なくてとても好き。


そしてキャスト。これがもうたまらなく好き。


さて、前回の第5話「告白」です。

体感5分とは言いませんが、朝ドラ見てるより短く感じました。道長(柄本佑さん)とまひろ(吉高由里子さん)がお互いに告白するラストシーン。

まひろを見ていて、胸がとっても苦しくなってとても辛かった。


「あの時私が三郎に会いたいと思わなければ…」

「あの時私が走り出さなければ…」


母を殺した道兼は生涯呪うと言ったまひろ。

けれど道長(三郎)に謝って欲しいわけでも、道長を責めるわけでもない。

だってきっとまひろは道長が好きだから。

だからこそ辛いんだよ。

母を殺した憎い道兼の弟が、実は幼い頃から気になっていた三郎だったと知った時のまひろのショックな想い。


吉高由里子さんのお芝居からは、まひろの気持ちの揺れ動きというか、葛藤みたいなものもひしひしと伝わってきて、きゅーって胸が痛くなりました。母が(道兼に)殺されたことをもみ消すことに加担した父も許さないまひろでしたが、心の底では、ずっとずっと自分を責め続けていたんだな。


まひろ(紫式部)が泣きじゃくりながら自分のせいで母親は死んでしまったんだと責める姿から、まひろの子ども時代がふとよみがえってきました。誰にも言えず自分を責め続けたまひろ…。

きっとすごく辛かったんだろうなぁ…

吉高由里子さんのお芝居を見ていて思いました。


そんなまひろに

「すまぬ。(自分の兄、道兼を)呪えばいい」

と言った道長(三郎)演じる柄本佑さんも、ちょっとした仕草とか表情に憂いすら感じられ、道長って飄々としているけれど、きっとものすごくいろんなことを考えて行動できる賢い人なんだろうな…と、感じさせてくれますし、この人もまひろのことが好きなんだろうなと予感させます。泣きじゃくるまひろにそっと近づいて一瞬寄り添う道長。


これはなに?少女漫画?な感じなのですが、

でもね、それがヤバいのです。見ていてやたらとキュンキュンするのです。これ、宝塚でも見てみたいなぁ…なんて思うのです。


柄本佑さん演じる道長は、本当にとてもカッコよくて素敵です。柄本佑さんは朝ドラ『あさが来た』の白蛇さんの時から醸し出す雰囲気がとても好きでしたが、今回の大河での道長役でさらに好きな俳優さんになりました。


今年の大河も面白い。私、さらに深い深い大河沼にハマっていっております。