朝から激しい雨☔️

駅まで行くのだけで萎えそうになりました。


だって私が駅に着く寸前なんて、瞬間的に猛烈な雨を記録していたんですよ。ダウンダウンダウン


けれど、天満橋に着いたときには雨はすでに上がっていて、青空も広がりかけていました。


今日は、天満橋から歩いて5分程のところにあるエル・おおさかのエル・シアターで開催されたNHK厚生文化事業団近畿支局、NHK大阪放送局主催のNHKハートフォーラム
「発達障害の子どもへの理解と支援-8年目の特別支援教育-」
に参加してまいりました。

テーマがテーマなので、教育現場の先生と呼ばれる職業の方もたくさん参加なさっていましたが、保護者もたくさん参加していました。


午前中は、大阪大学名誉教授、大阪大学医科大学LDセンター顧問の竹田契一先生の基調講演
「8年目の特別支援教育と教育的支援」

竹田先生のお話を聞くのは2回目ですが、やはりお話がお上手で、聞いていてとても面白いです。聞く人をひきつけるのがうまいなぁと思いますし、難しい法律的な話もわかりやすく噛み砕いて説明してくださいます。時々笑いを交えながら楽しく聞けましたし、実例をあげてVTRなども取り入れながら詳しくお話ししてくださって、じゃあ我が子にはどういった支援が必要なのか、ついつい忘れかけてしまう発達障害やその疑いのある子どもにとって、子どもの親としてなにが一番大切なのかということを思い出させてくれました。

今の教育現場では、まだまだ特別支援教育を特別支援の教諭やコーディネーターに丸投げ状態のところがあります。
人が足りないからとにかく人を回して欲しいと言う教育現場の言い分はごもっともかなぁとも思うのですが、竹田先生は、通常学級にいる発達障害6.5%の意味に触れ、やはりもっと特別支援教育を勉強しなければいけないのは、通常学級の担任の先生だとおっしゃいました。
今の学校教諭は、特別支援教育を学ぶことが必須ではないので、特別支援教育の勉強をやりたい人だけが自分の意思でするので、教諭間でも特別支援教育に対する知識にどんどん差がでてくるというお話しもあり、今の担任の先生は、ものすごく熱心に特別支援教育について勉強してくださっているんだなと本当にありがたく心強い気持ちになりました。


竹田先生の1時間半という講演時間は、とてもとても短くて、もっと突っ込んだところまで先生にお話ししてほしかったねと一緒に参加したママ友さんと、昼休みにお話ししていました。


午後からは、3人の講師による講演でしたが、それぞれにさらに踏み込んだより具体的なつまずきと支援についてのお話でした。

まず午後一に、
大阪医科大学LDセンター、奥村智人先生の講演
「学習につまづきがある児童・生徒の‘‘見る力’’を育てる」
があり、読み書き障害のある子どもたちは、どういうことで困っているのか、どこでつまずいているのか、なぜ読んだり書いたり覚える事が苦手なのかということを、視覚的なことを中心にお話ししてくださいました。参加者に対しデモンストレーションなども入れて視覚認知トレーニングの例や参考資料なども紹介してくださってとても面白くわかりやすい講演でした。
可能図形と不可能図形を5秒で覚えて描くという課題が全く手も足も出なかった自分にショック


こんなこともできないのか…。
と、我が子にイラっとする時がありますが、今日の出来なかった自分を思い出し、「人間、苦手な事もそらあるわな。。。」
と思って、これからは我が子に接しようと思いましたね。




午後の2人目の講師は、(一社)発達支援ルーム「まなび」理事の苫廣みさき先生の講演
「算数が苦手な児童・生徒はどこでつまずくのか」
苫廣先生は、二週間前にも個別でこどもの発達相談会でお会いさせていただき、色んな学習面でのアドバイスをいただきましたが、今回は、子どもがこの先学年が上がった時にも参考になりそうなことを新たに勉強させてもらいました。先生のお話しも具体例をあげて詳しくお話しくださったので、本当にわかりやすかったのですが、50分では短すぎて、せめて1時間半はお話しして欲しかったです。
子どもがテスト等でどんな間違いをしているのかを注意深くみていく大切さも教えていただきました。



最後の講師は、大阪市立長吉中学校の三木さゆり先生の講演
「英語につまずく子ども達~特別支援教育の視点をとりいれた英語教育~」

現在の日本における英語教育の問題点や今後小学校にも入ってくることになった英語教育のなかに潜む英語学習がもつ危険性などのお話を交えながら、読み書きが苦手な児童・生徒は、英語学習ではどこにつまずき、だからどんな支援が必要なのかといった内容のお話をとても詳しくお話しくださいました。


久しぶりに勉強したなぁ。
みっちり四時間授業だったわ。

疲労感…。

でも、まだまだ続くお勉強。
さて、今からテキストを見直して、それぞれの先生の講演内容を自分なりにまとめます。


来週は小学校の個人懇談があり、再来週は個別指導の先生が懇談の時間をもうけてくださいましたので、その懇談で、子どもの今後の学校、個別指導、家庭でのそれぞれの支援やトレーニングの仕方についてお話しする時の参考にしたいと思います。


息子がどんな思いで毎日学校で頑張っているのかを考えたら、これぐらいのことどうってことないです。

さあ、がんばろうグー