大地真央さん・黒木瞳さんのトップコンビサヨナラ公演になった『二都物語』

ものすごく久しぶりに見ました(#^.^#)


太田哲則さん作・演出の『二都物語』
原作はもちろんディケンズの「二都物語」です。

のちに瀬奈じゅんさんが再演されていますが、私は大地さんバージョンが好き。


{6DFAFFE2-D43B-4367-B22C-633632C3044E:01}

シドニー(大地真央さん)が裁判で勝利した後に同じ弁護士の相棒ストライバー(桐さと実さん)と酒場で飲むシーンからルーシー(黒木瞳さん)を訪ねて行く場面が大好きです。

♪今夜こうして飲めるのは 君のおかげ ありがとう 気分はバラ色夢見心地~


{A86EE40F-503B-4911-8EEB-D1E2FD9BB7EF:01}
音譜昨日の悩みも忘れ 苦しみよさようなら~


ただ酔っ払って騒いでいるわけではないシドニー・カートン。
{7CC91977-F12E-4897-BDB9-A8CC755671C5:01}
ルーシーを愛しているシドニーは、彼が弁護したチャールズ(剣幸さん)に昔の自分の夢と希望に満ちた頃の自分の面影を見て、チャールズを好きになる。
でも、チャールズを必死でかばい証人席からチャールズを見つめるルーシーの姿を目の当たりにして、シドニーは、ルーシーがチャールズを愛していると悟る。そして、チャールズもルーシーを愛していると…。だから昔の自分によく似たチャールズを憎んでしまう。

シドニー・カートンくん、切ない~。
まみさんはこのお役がすごく似合っていました。

シドニーは、酔っ払いながらもかなり思い詰めています。
{1680108A-413F-4731-A4B4-CE8D3D3745D4:01}



そして、愛するルーシーを深夜に訪ね、返事はもらえないと承知で愛の告白をします。
{10E919E6-556A-404F-BF36-567F004D1ED4:01}
「僕はあなたを愛しています。愛しています。でもだからといって僕の愛に応えて欲しいって言ってるんじゃないんです。」

「僕にはわかっているんです。あなたから愛されることは絶対にない。」


{26FC564F-C7F9-44DE-AC97-5270814BAEDF:01}
「ルーシーさん、あなたは僕の魂の最後の夢でした。だが、だめでした。所詮夢は夢でした。」



ルーシー役の黒木瞳さんはとても美しいです。
{5CA395F3-D906-4E99-BF3B-F266F4AB7925:01}
お芝居も品があってとても好きです。まだ恐らく新公学年だったと思うのですが、少女のような魅力があるのに女性の色気も表現できるオトナな娘役さんでした。




あと、結婚式の場面も好きです(≧∇≦)。
幸せそうに本舞台で歌うチャールズとルーシーの姿
{8B2D4B51-485C-499A-8400-0B38F85EFAF3:01}
を銀橋に出て切なく見つめ歌うシドニー。
{C02581BF-5EFA-40AA-A033-7DAB86744EAC:01}

こういうところって、ホント宝塚っぽくていいんですよね(#^.^#)
{B15E45DD-8954-4999-B0B4-075BA32BFAAF:01}



当時の月組、とても層が厚くて安定していました。
大地真央さん・黒木さんコンビから剣幸さん・こだま愛さんコンビに引き継がれ、うたこさんがみみちゃんとともに、さらに素晴らしい組へと発展させ、涼風真世さん・麻乃佳世さん(よっちゃん)コンビへと繋いだ。
カナメちゃん・よっちゃんコンビもまた素晴らしい月組の歴史を築き上げられました。
カナメちゃんのあとは、異例の速さでトップになった天海祐希さん(ゆりちゃん)がよっちゃんとコンビを組みました。カナメちゃんは思いの外早くに退団してしまったので、よっちゃん残留は私の中ではありでしたね。結果、よっちゃんは、ゆりちゃんと素晴らしいトップコンビになりました。


まみさん→ウタコさん→カナメちゃん→ゆりちゃんとトップスターの系譜がとても綺麗な路線で引き継がれていて、番手通りのトップ昇格で、何のどんでん返しもなく、ビックリ人事もないまま、みなさんその組でトップを勤め上げられました。


ファンにとって、とても心穏やかないい時代でしたニコニコ


今は何が起こるか全くわかりませんから、ほんとに劇団人事にはビックリさせられることが多いです。



あれ?いつの間にか二都物語から話がそれてしまいましたあせる

私は、太田先生の作品の中でも
『二都物語』
『遥かなる旅路の果てに』
『恋人たちの肖像』
の三作品が特に好きです。

ストーリーも好きですし、キャストもハマっているし、そして、八百屋舞台もなぜかとても好き(≧∇≦)。


今回の放送は、期待していた通り「花の指定席」の映像ではなくNHKの映像でした\(^o^)/

これ、昔録り忘れてて途中からしかとれてなかったんですよね。もちろんビデオテープですよ。

そして、二都物語と遥かなる旅路の果てには特に擦り切れんばかりにビデオリピートしていました。
あ~、娘のこと言われへんわ。私もたいがいやってました。勉強もせんとヅカ漬け。でも、それは娘には内緒にしておこう。


『二都物語』を今まで見ていましたが、セリフ(とくにシドニーとルーシー)がスラスラ言えてしまう( ̄O ̄;)。メロディーに合わせて歌えてしまう( ̄O ̄;)。プロローグや革命の場面は振りのまねごとまでできてしまう( ̄O ̄;)。


そんな自分に驚いてしまいました。


生で舞台を観ているのは『愛と革命の詩』の方がはるかに多いし、DVDだってめちゃめちゃ見てるはずなのに、いまだに
「真実の詩とはなんなのでしょう?」
というマリー=ジョセフの問いかけに答えるアンドレアの
「永遠に生きる魂」
という肝心の台詞が出てこないという情けなさ(~_~;)

こんな短い、しかもめっちゃ重要な台詞なのに。。。


記憶力が急激に下降線⤵︎の、一途をたどっているのがよくわかると同時に、昔覚えたことって何年経ってもけっこうスラスラでてくるなぁ…と新たな発見をしました。


スピード・ラーニングじゃないけど聞いてるだけで覚えられた時代はとっくに過ぎ去ったのだと思い知らされました…>_<…