チケットを取った時は、全て観れるか心配だったけど
チケットはちゃんとその役目を果たしてくれました
そして、ラストも3列目かみて寄りという良席でした
大千穐楽のキャスト
笹本マリーは前回(2018年)とちょっと違う印象。もちろん素敵なマリーなのですが、本当に市民の飢えや苦しみを理解できない、環境がそうさせただけでマリー自身が悪いわけではない って印象が強く残ります。‘望んで王妃になったわけではないのに’ってワードがしっくりきます。
Wキャストの花總マリーは、まさに‘神に選ばれて王妃になった’という感じ
もちろん大千穐楽、どのキャストの方も素晴らしく、原田優一さんのルイ16世が幽閉されて歌う‘♪もしも鍛冶屋なら~’は胸に迫るものがあります(光陰矢の如し・・・かつて原田さんがレミゼでガブローシュ役(少年)を演じたのを観たという)
そして私がとっても楽しみだったソニンさんのマルグリット。
表情がよくわかる手の届きそうなくらい近くで観るマルグリットの大迫力。
1幕ラスト近くの‘♪もう許さない~’には鳥肌が立ちまくり!!
民衆の先頭に立つ姿は、熱演過ぎて(←そんな言葉ある!?苦笑)舞台上なのに舞台の上ではない不思議な感覚になりました
力強さと激しさを持ちながらも自分を見つめなおす・・・そんなマルグリットでした。
切なく哀しいStoryの中・・いつも癒しになるのはランバル侯爵夫人の彩乃かなみさん。
包み込むような優しい歌声と所作。台詞の声もソフトでとっても好きです
(実際もその優しさ故、幽閉されたマリーアントワネット一家を見捨てず…結局 暴徒と化した民衆に殺されてしまうんですよね)
久しぶりの観劇。
マリーアントワネットの人生とともに革命という重いテーマのミュージカルだけれど、カーテンコールで笑顔で舞台に並ぶ演者さんに拍手をたくさん出来る幸せ まさに体感でした