この日は良いお天気で劇場近くになると遠目からもたくさんの人だかり。
んん?何事? と思っていたらどこか近くで卒業式だったのですね
色とりどりの袴姿の女子たち どの方もヘアスタイルも綺麗で画像に収めたいくらいでした(もちろんしてません!)
さて二回目の『マリー・アントワネット』は 私にとってはこれぞの
花總マリーと田代フェルセン。
そして、お席はなんと2列目ど真ん中
全体を観たい時や諸事情(金銭事情ともいう)で2,3階席にすることもあるけれど、やはり舞台に近い席は臨場感もあって迫力もすごい
(そんなお席にもかかわらず・・・オペラグラスを使っていました)
第一声からフェルセン伯爵さまはとてもとても通る美しい声。
甲斐フェルセンは、‘高貴な王妃さまがこの私と・・’っていう感じだったのだけど、
田代フェルセンだとマリー・アントワネットが‘わたしのフェルセン、どうか行かないでください’って感じ。
きりりとした田代フェルセンがマリーを諫める場面では、マリーが王妃ではなく、ただひとりの女性に見えます。
田代フェルセンならマリー・アントワネットを上手く逃がせたような気さえします
マルグリットは前回と同じ、昆夏美さん。熱演です。
小柄な方なのにパワフルで歌唱も当然ながら目ヂカラ
理生さんのオルレアン公、パワフルな歌声で抑え気味がかえって‘悪いヤツ’感が出ていて見応えありました
今回も生演奏とともに堪能しました
この演目はもちろん史実を基にしていて、有名な首飾り事件も出てきますが、何度も観ていると 歴史とはなんと残酷なものなんだろう・・とちょっと意識が別の方向にいって(もったいない)・・・考えてしまうこともあります