七十二侯を楽しむ
目で 鼻で 口で~
古代ゆかしい七十二の季節を楽しむ
七十二侯 大暑 初侯
桐始めて花を結ぶ
7月23日~7月27日ごろ
桐の花が咲くころ
桐の木は 古来 日本で神聖な木ととらえられ
現在も 日本政府の紋章として 使われています
( 旬の魚介 )
鯖
夕影の見えて来たりし浴衣かな
俳句 雨宮きぬよ
七十二侯 大暑 次項
土潤いて蒸し暑し
7月28日~8月1日ごろ
まとわりつくような熱気に 人は音を上げますが
大地が潤い 緑を色濃くした草花は
夏を楽しんでいるようです
( 季節の草花 )
ひまわり
昼寝子や生まれし日のごと髪濡れて
俳句 石川桂郎
七十二侯 大暑 末侯
大雨時々降る
8月2日~8月7日ごろ
太陽が照り付けていると思うと
夕方に 激しい夏の雨が 降りそそぐ頃
青空に浮かぶ入道雲が 夕立のサインです
( 旬の魚介 )
鮎
法隆寺白雨やみたる雫かな
俳句 飴山實