先日香川・高松に行ってきた。
旅のお供に絶対に持っていきたい!と思っていたのが、村上春樹「海辺のカフカ」。
この本を読んで高松に行きたくなった、と言ってもいい♡
私が本の中で一番好きな部分は、
ホシノさんがナカタさんと旅をしていくうちに、少しづつ変化していくところ。
元不良、自衛隊上がり、現トラック運転手で力まかせ、とことん男!!なホシノさんが
ナカタさんと過ごして徐々に五感を開いていく。
珈琲を味わい、美しい音楽を味わい、映画や本を読んで感じて、またそれを誰かと共感しあえる喜びを感じる。自分から湧き上がる悲しみに気づく…
その心の動き、変化が
流れるように自然に描かれていて
その世界を読むのが、とっても心地いい。
そして笑えるところもたくさん♡
舞台になった高松で、
ホシノさんとナカタさんが見た世界を
私もこの目で見てみたかった♡
二人が渡った大きな大きな瀬戸大橋
感動したな〜〜
アーケードが長くて、人もたくさん。
賑やかな商店街は歩いているだけでとってもワクワクした。
こちらのお部屋、全身が喜んだ。
天井が高くて、窓が大きい、開放感が気持ちいい!!
もうここは勝手に別荘とする♡
私にとって海といえば日本海。色も、風も、波も違って、面白い。住んでる魚も違うんだろうな!
高松のホテルで本を読んで
心に響いたホシノさんの言葉をノートに書き抜いた。
俺は自分がすごく変わっちまったみたいな気がするんだ。なんていうのかね、いろんな景色の見え方がずいぶん違ってきたみたいだ。
これまでなんということもなくへろっと見てきたものが、違う見え方がするんだよ。
(海辺のカフカ 下巻 p396)
そう、この気持ちを私も持っている。
私は、ホシノさんに共鳴している。
だからすごくすごくこの本に惹かれる。
人と関わる
五感を開く
感じるものが変わる
心地よいもの変わる
好みが変わる
世界を見る姿勢が変わると、
見える世界が変わる
と〜ってもわかる!!!
この真髄を、さらさらと、ホシノさんを通して描いてくれた作者。
本当にすごい。
心が震える。
おかげで、私の中にあった掴みどころのない感覚が、はっきり確信になった。
高松に来られてよかった。
うえだえつこインスタグラム
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