帰宅するとすぐに散歩に出ました

ここのところ 夫の帰宅がわりあい早くて 洗濯物を取り込み 録画していたテレビ番組をひとつふたつ(笑)見てる間に帰宅するので はなとの散歩は後回し
食事が終わると もう外は真っ暗
懐中電灯を持っての 夜散歩が続きました

今朝はあさんぽをさぼって 少し庭に出したきりなので 食事は遅らせて明るいうちに出たのでした




お嬢さん、いつものポイントで土煙あげながら ザッザッー  ザッザッー
いつもわたしの足に土がかかって 家に戻るとビーサン込みで洗って入らなければいけません





ケリケリ、ハッスルハッスル


この道で 顔見知りのご夫婦とすれ違いました

はながパピィの頃から ご主人がダックスちゃんを両腕に抱えて 奥様と並んで歩かれていました

ヘルニアなどの病気なのか、シニア犬なのか、毎晩こうして外を歩いてもらって幸せなワンちゃんだな、と 見ていました

ところが 今日はご夫婦だけでした

「あちらに行ってみようか」
すれ違うときに ご主人が奥様に話しかけていました

犬を抱いて歩かれていたときよりは 少し歩幅が大きく、しかしゆっくりと歩いていかれました

会釈だけしてすれ違ったのですが 初めて見かけた頃から10年近く、
大切な愛犬は 旅立たれたのでは、と思いながら 遠ざかるお二人を見送りました


いつかは わたしも毎日歩いた散歩道を 思い出だけを抱いて歩くことになるでしょう

その日がなるべくなら遠くあってほしいけれども 別れを恐れ悲しむのではなく 一緒に歩いた時間を大切に 胸に刻んでいこうと思うのでした

そしてわたしは 魂は何度も生まれ変わると子供の頃から自然に思ってきたので
肉体を離れたあと、それを望むなら 望む期間、自由にいたい場所にいられる、
ある意味、いつも近くにもいられるし一緒にもいられる、と思っているのです

ただ それはそれぞれの魂が 心配や執着で残るのではなく
楽しみながら 喜びながらの選択であってほしいと思っています

わたし自身は なるべくなら透明に 澄んだ心持ちになって 天に還っていきたいと望んでいるのですが
歳を重ねるごとに 一枚一枚 脱ぎ捨てて、生まれた時のように 何も持たない、そんな姿や心に近づきたいと願っているのですが
まだまだ まだまだ その境地には程遠いように思います



そんな散歩から戻ると はなが こ~んな表情で見つめていました

『フフン』