13日、山口県にある東ソー㈱の工場で火災事故が起こりました。

残念ながら、従業員の方が一人お亡くなりになられました。

今現在開示されている情報からは全貌は明らかではありませんが、影響は大きくなりそうです。

近隣への影響、製品供給への影響、業績への影響、なにより、お亡くなりになられた従業員のご遺族への影響。

同社は、円高の影響や海外での需要の変化により、若干業績について苦戦を強いられているようですが、それにくわえて、今回の事故で、同社国内全体の3割もの生産に影響があるようで、社運がかかっているとっても過言ではないような気がします。

緊急対策本部などが設置され、経営者のトップが指揮を執り、総合的な対応がとられるのがとられていることと想像されます。

 

ハインリッヒの法則が頭に浮かびます。一つの重大な事故の背後には29もの軽微な事故があり、その背景には、300もの、ヒヤリ、ハットすることがあるという法則です。

 

思うに、プラント事故については、人的ミスが影響しない場合はあまり考えられない気がします。もちろん、天災など突発的な事故が重なる場合で、まったくの不可抗力による場合も想定できますが、少なからず、人的なミスが影響する気がします。日ごろのプラント管理で些細な異常(ヒヤリ、ハットすること)があっても、それを全力で安全第一に考えていれば、防ぐことができてしかるべきだと思われます。

リスクには「回避」すべきもの、「除去」すべきもの、「転嫁」できるもの、「保有」できるものと分類できますが、特に今回のようなプラント火災事故は、リスクの中でも、「回避」すべき部類に入ると思われます。

そのためには、リスクコントロールに関する経費はある程度の上ると思われますが、業績悪化により、メンテナンス費用が削減されたなどで、リスクコントロールが不十分であったということであれば、悔やみきれません。

しばらく注目していきたいと思います。

 

供給については、この企業の取引先にも少なからず影響があると思われます。履行が遅滞ないし不能になれば、損害金の問題も出てくるでしょうし、代替手段の有無など、影響の軽減措置も関心ごとです。