さて、配信開始されて私が見てから少し経ってしまいましたが感想でも。




まずそもそも幽遊白書自体は私はモロにアニメ見てた世代でございまして。当然ながら微笑みの爆弾は歌えますし、なんならエンディングのホームワークが終わらないも歌えますよ。あの歌ってさ、今思えば要は宿題終わらへんから恋人との約束キャンセルせなあかんなって、しかも結局終わらんまんま朝になって宿題投げ出してしもたから、明日こそはやるぞー宿題はちゃんとやらなあきませんよー気を抜いたらあきませんよーていう歌よね。ようそれをあんなかっこよく歌えますよね。大人になって思ったらものすごい自業自得なこと歌ってんなと思いまして。パッと見は夢のことを歌ってるみたいなかんじやけど、あれは実際宿題のこと歌ってるんちゃうかなって思う。転がる夢→宿題が終わらへんから会えへん恋人、止まれば逃げていくよ→宿題は手止めてたら終わらへんよ、気を抜いちゃダメなのさ→手止めてんとさっさとやりなさい、てことやと思うのよね。




で、幽遊白書ってリアルタイムでの放送だけじゃなく、再放送も何度もされたアニメなのでおそらく今の30代前後の方たちはだいたい一度は見たことある作品じゃないでしょうか。たぶん原作読んでなくてもアニメは見てたとか知ってるていう方多いと思う。





で、そんな私が見たドラマの感想ですが、まー原作通りのストーリーではないけど、なんとなく幽遊白書やなってかんじは残したストーリーと、なんかちょっとずつ違うねんけどなんとなくこのキャラクターやなっていうかんじは残した登場人物たちが、なんとなく上手いことまとまって結果的に一応幽遊白書を見た気分にはなれたかなっていうかんじでした。ちなみに映像のクオリティは高かったです。日本のドラマでも予算かけたらここまでできるんですね。そこは素晴らしい。




まずストーリーのことから言うていきますが、戸愚呂編までのとこをすごいギュッて絞ってミックスジュースにしましたみたいなお話でございます。全部で5話なので、テンポはすごくいい。ただその分人間ドラマ的な部分とかコメディタッチな部分はものすごい端折られる。特に幻海と戸愚呂弟の関係性はもうちょい掘り下げてほしかったかな。ラストに絡む話なわけですし。あとは蔵馬たちが幽助陣営につくまでのとこも割とあっさり。蔵馬はまだしも、飛影のエピソードはもうちょいちゃんとしてほしかったかも。すごい飛影が脇に流れちゃった感あったかなと思う。





お次にキャラクターについてですが、私が違和感あったのはコエンマ様とぼたんちゃん。特にコエンマ様。なんでずっと青年バージョンやねんていうのが終始気になった。本来、コエンマ様って現世に行くときだけ青年バージョンになるわけじゃないですか。それが今作ではずっとイケメン姿のまんまやからものすごい違和感ある。イケメンがずっとおしゃぶりしてるのってすごい違和感あることですしね。あとぼたんちゃんに関しては、ぼたんちゃんのイメージと古川琴音ちゃんのイメージがちょっと違うかなっていう感じ。話し方とか頑張ってたとは思うんですが、ちょっとそれも強調しすぎて浮いてるかんじもしたし、青い髪もなんかコスプレ感が強かったです。古川琴音ちゃん自体はすごい頑張ってたとは思うんですが、ぼたんちゃんには違和感強すぎたかなっていうかんじ。一方で、すごいよかったのが幻海の梶麻衣子さん。めっちゃ幻海やった。これはすごい。さすが名女優。あとは戸愚呂兄弟の滝藤さんと綾野剛さんもよかったと思う。左京の稲垣吾郎さんも。桑原はちょっとイケメン化したなーていうかんじ。蔵馬はもうちょい髪の毛癖毛っぽくしてほしかったなー。あの髪が特徴ですし。あと飛影はもうちょいちっちゃいとよかったかも。飛影にしては身長普通。あと存在感がちょっと薄くなったというか弱く見えちゃったのも残念。私、飛影好きなのでね。世の女子がだいたい蔵馬ファンになる中、私はずっと飛影推しでしたので、飛影にはちょっとこだわりあるので、私的には物足りなかったけども悪くはなかったかなっていうかんじ。やけどもやっぱり飛影も蔵馬も桑原もコスプレ感は少し残ってしまったかなって思う。幽助も悪くはなかったけど、やっぱりちょっと違和感はあったかもね。年齢的なこともありますし。




で、私的にはこんなストーリーギュッてせんと、もっと話数かけてじっくりやってほしかったなーとは思う。なんかものすごいギュッてしてる。というか切り貼り感がすごい。各エピソードの濃縮還元したやつを混ぜてみましたよっていうかんじ。戸愚呂編をやるんやったらやっぱり暗黒武術会をちゃんとやってほしかったかも。めっちゃ中途半端に戸愚呂のとこだけやられた感じ。こんなギュッとされるくらいやったらシーズン1はいっそのこと霊界探偵編と修行のとこだけにして、最終話あたりにフックで戸愚呂ちょい出ししといてシーズン2で暗黒武術会をやるみたいなかんじがよかったなーて思う。そのほうが元々原作とかアニメ見てた人からすれば満足度高かった気がする。とはいえ、本作から幽遊白書をはじめて見た人にとってはそれなりに満足できる仕上がりにはなってたと思う。ただ戸愚呂編まで描くのに5話では足らんかったかなっていう印象です。掘り下げがあっさりしてしまったというかんじ。さっきも言いましたが、特に幻海と戸愚呂弟の関係性ね。本来やったらラストのとこって2人の関係性わかってたら泣ける場面じゃないですか。やけど今作やともひとつそこの感動が薄れてしまったかなーて思う。そこまで掘り下げられてないから。実写版で気になったっていう方はぜひともアニメ見てほしいなって思う。こちらもNetflixで見られます。





一方で往年のアニメファンにとって嬉しい演出もされてあって、序盤で幽助を轢き殺すトラックのラジオからアニメのオープニング曲の微笑みの爆弾が流れてる場面なんかすごい嬉しかったです。ほんまに私世代の人でこの歌歌えへん人おるんかなーていうくらいですしね。これとぬーべーのバリバリ最強No. 1はだいたいみな歌えると思うのよ。今だに同世代同士でカラオケ行って、アニソン歌うモードになったらだいたいこの2つは歌う人おるもん。あとはデジモンのbutterflyと、スラムダンクの世界が終わるまではと、エヴァの残酷な天使のテーゼと、おジャ魔女カーニバルと、こち亀の葛飾ラプソディーと、キテレツのはじめてのチュウあたりはど定番やと思うのよね。あとはコナンの小松未歩さんの謎とかも。これ、私世代くらいの人やったらすごいわかってくれると思うんですけどどうでしょう。あとは私の周りやとワンピースのmemoriesとかヒカリへとかも定番ですがみなさんの周りはいかがでしょうか。笑




一応、おなじく幽遊白書世代の旦那様も見たんですが、そちらも私とおんなじような感想でございました。やから元々知ってる世代からすれば、幽遊白書て言われれば確かにそうやねんけど、ちょっと違うなー物足りひんなーていうかんじかなと思います。おなじくNetflixのワンピース実写のほうが満足度は高かったです。あちらも原作から変更してる点はいくつもあったにも関わらず、世界観の作り込みがすごかったのと、特に吹き替えで見た場合、キャラクターが思った以上に再現度が高かったのでそれだけで満足できたのと、ストーリーも変更しつつも大筋は変えなかったので成功したのかなって思います。私もはじめワンピース実写化ていう話が出たときにものすごい不安でしたが、実際見てみたらものすごいええやんて思いましたもん。特にコビーなんかめっちゃコビーやったしね。バギーはあんなイケメンちゃうけどそれでもちゃんとバギーやったし、真剣佑くんのゾロもよかったしね。私的にもし、今後これからNetflixがジャンプ作品を続々と実写化するおつもりなんやったら、いっそのことボーボボの実写化とか思いきったことやってくれるか、幽遊白書とおんなじ冨樫先生のハンターハンターのグリードアイランド編の手前くらいまででもいいから話数かけてじっくりやってくれるか、BLEACHをちゃんと実写化してくれるかしてほしいかなと思う。BLEACHは映画がもひとつやったから。それかハリウッドで本気で作ったジョジョは見てみたいかも。part 1のファントムブラッドからpart6のストーンオーシャンまでを6シーズンかけて各24話ずつくらいでドラマ化してくれたら見るかも。ジョジョはそれくらいせんと描ききれへんと思う。映画でちょろっと中途半端にやったくらいではあかん作品やと思うのよ。ボーボボは、あれを実写化してちゃんと見れる作品にできるもんならやってみいてかんじ。もはやできるもんなら見てみたい。あんな無茶苦茶な作品は後にも先にもボーボボ以外ない。高度な技術によって再現されたところ天の助とかドンパッチとか見た瞬間笑うと思う。ボーボボがどでかい外国人のキャストとかやったら絶対それだけで笑う。あのストーリーをどうまとめるんか逆に見てみたくなりません?もちろんオープニング曲はワイルドチャレンジャーでお願いしたい。笑





まー幽遊白書は私自身が身近な作品すぎたために良くも悪くもない中途半端な印象になってしまいましたが、幽遊白書初見の方には満足できる内容になってると思います。映像クオリティは高いですし。むしろこの実写版からはいってアニメ、原作と見ていただいて、若い世代にも幽遊白書ファンがどんどん増えていってくれたらいいなーと思います。ほんまに素晴らしい作品ですからね。まー冨樫先生には早くハンターハンターの続きを描いていただきたいなとは思いますけども。お身体の無理のない程度に。なんか数年に一度のイベントみたいなってるもんねもはや。ほんまお身体だけは大事にしていただいて、時間かかってもいいから未完にならへんようにだけしていただいたらファンはいつまでも待つけれどもね。ていうか冨樫ご夫妻って、私世代にとってはほんま影響力強すぎる夫妻やわー。幽遊白書にハンターハンターに、セーラームーンてほんまモロすぎるもん。保育園児の頃セーラームーンばっかり描いてたわ。そんな2人が夫婦ってすごすぎる。私世代ってこの夫婦に毒されてるよね。笑





というわけで、今回はNetflixの実写ドラマ版幽遊白書の感想でございました。今年も明日で終わりでございますね。本年もお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。では。