身近に風を感じたら それは僕だと思ってくれ

間近に愛を見受けたら それは僕だと思ってくれ

 

まだ この地にいるのか 青年

まだ この世にいるのか 青年

 

子供のように勘づいて

君は雨みたいに去っていったね

 

彼女の気持ちを考えたことはあるか

彼女の心を考えたことはあるか

彼女の手紙を読んでみたことはあるか

彼女の手紙を読める場所にいるのか

 

前に挿した切りバラの挿し穂を

風は容赦なく ちぎるけど

生きているならいいのにね

 

わかってる

わかっているんだ

 

憐れみの風の力は何よりも強いはずだから

ただ吹かれていよう ただ涼やかに

 

君に

憐れみの夜の力は何よりも似てるはずだから

ただ抱かれていよう ただ清らかに