落ち目なプランツ
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面倒くさい

四日目


今日も今日とてヤクザ屋さんを乗せる日々。

「福島まで行って」

「この時間ですと 高速乗ったほうが早くつくから高速乗りましょうか?」

「あ? 高速だったらここからなら何処から乗るんだ?」

「ちょっと行ったところに高津の乗り口がありまして」

「あ? ボケコラ 誰に向かって言ってんだ? 知ってるわ」

(いや・・・あんたが聞いてきたんじゃ・・・・?)

「失礼しました じゃあ高速乗りますね」

「・・・・」


という風な感じでヤクザ屋さんは意味がわかりかねます。


他のやくざ屋さんは


「日本橋まで行って」

「了解しました」

「ワシはタクシーの運ちゃんを何人もボコボコにしてきた」

(いや・・・・いきなり何を?)

「そうなんですかー」

「ワシは昔暴れてたからな」

(いや・・・・聞いてないし)

「お客さん体格いいですもんねー」

「昔はこのあたりで一番喧嘩が強かった」

(もう40こえてるおっさんが喧嘩の話か・・・・)

「すごいですねー じゃあこのあたりでいいですか?」

「おう 運ちゃんありがとな」


そんな感じでヤクザ屋さんの運転手の毎日。

私は基本的に丁寧な言葉遣いとちょっとフランクな話術を使うので、案外お客さんからウケが良くて、今日もチップを三千円くらい合計いただいた。食費浮いて大変ありがたい


営業収入 33000円 営業時間13時間 営業距離230km

no english

三日目


今日も今日とて17時出勤。

前半は水商売の老若男女をミナミ・キタにお送りして、適当な話をして少しチップもらったりしながら順調な滑り出しだったのだけど、後半になってまんべんなく失速した。一時間お客さんを乗せられないとか、そういうのじゃないのだけど、なんというか、見つける速度が30分に1回くらいになってしまうとずるずると営業時間が延びてしまう。

結局3万円を稼ぐのに早朝の4時までかかってしまった。


そんなわけで後半に乗せたお客さんは韓国の人で、韓国語を喋りながら3人乗ってきた。

「テイコクホテルプリーズ」とのこと。ちょうど良い距離だな。帰り道にお客さんも見込めるし。


「you can speek english?」みたいなことを言われ、えええ・・・英語出来ないんだけどな洋楽くらいは聞くけどナー・・・・・と思いながら、私の口から出た言葉は「no english」これは違う感じがする。もっと違う言い方があった気がするけど、その言葉を聞いただけでその韓国人さんは「やれやれ」って顔をしてくれたので、まあ、結果オーライか。


「time how」みたいな言葉を早口で言われ、何言ってるのかわからなかったんだけど、何か多分そうじゃないかなーって思って私の口から出たのは棒読みの「テンミニッツ」

ただ、それを言ったとたん相手の顔が綻んで「オーケー テンミニッツ!」とか言い出したので、空気を読んだなーって自分を褒めた。(つまり彼らが言ったのは あとどのくらいで着きますか)


帝国ホテルの前まで来たら、結構聞き取りやすい言葉で「セカンドフロアー」とか言ってくれたので「ok ok」とか言いながら二階の入り口につけてみたら、ちょっとチップくれた。


30代のタクシードライバーです

そう、タクシーをやっているのでタクシーのブログを今日から始めようと思う。

何から書こうかな。自己紹介からだね。


タクシー暦2年

売り上げそこそこ

仕事嫌いなのでよく休む

基本ヘタレ

誰も友達はいない


この五つくらいで大体わかるかな。大体普通のクズの人です。

そもそもタクシーの運転手ってろくなヤツいないです。これは本当に。

でもタクシーの運転手はろくなヤツいないけど、他の職種の人もタクシーの運転手よりはマシなだけで、ろくなヤツいないので・・・・・・・・・まあいいか。


今月、今で二回仕事に出ているのだけれど、おっと言うの忘れてた。

タクシーには日勤と隔勤というのがあって、日勤は10時間前後、隔勤は18時間前後働くのです。

隔勤は二日に1回、日勤はまあそれよりは多い日にち働きます。で、私は日勤です。


とりあえず二回出ているので二回分の記憶に残った出来事を書き綴ります。


初日は・・・・21日だったかな。 おっと、もう1つ書くの忘れてた! 大阪でタクシーやってます。


初日


最初に乗せたお客さんがヤクザでした。ヤクザ屋さんを乗せるとちょっと緊張します。

1500円くらいの距離を行ったのだけど、急いでるみたいなので気持ち急いでみました。

というか、ややこしいお客さんは大抵急いでいますよね。


そして二回目に乗せたお客さんは、やっぱりヤクザでした。ヤクザレベルは最初のお客さんより上で、久しぶりに「兄弟」という言葉をたくさん聞かせていただきました。本当にありがとうございます。


それで二回連続ヤクザのお客さんを乗せてうんざりしながらも最後に和泉中央まで1万也があり一日を終えたのです。


そういえば私はヤクザの人を乗せる機会に恵まれていて、普通に知り合いとジュースでも飲みながら休憩していたら向こうの方からヤクザさんが怒鳴りながら歩いてきて、前に一緒に休憩してる運転手のタクシーがありますのに、わざわざ私のタクシーに乗ってきてくれまして、660円で大層怒鳴られました。

私がヤクザさんに意味不明な怒鳴りを受けながら走ってる間、一緒に休憩してた運転手さんは5500円の遠方にすぐに行ったとさ。本当にありがとうございました。


この日の売り上げは3万円・・・というか私は大体3万円稼いだら帰るので、基本3万円ぴったりくらいになりますね。

大体営業時間は10時間から12時間くらいです。夜勤です。


二日目・・・・・昨日ですね。


夜12時くらいってタクシーにとってかなりチャンスタイムなのですが、その時間帯に飲み屋街で、あちゃーって感じの酔っ払いさん。そもそもまっすぐ歩けないレベルの。

そんなお客さんがいて、よせばいいのに期待して乗せてみたら、きっちり意味不明の言葉と大量のゲロを頂きました。なんでもかんでも乗せるのはやめたほうがいいですよね。他のタクシーはみんな無視しています。本当にベテランのタクシーさんは危険なお客さんを避けるのが上手いです。


そんで会社から近かったので、会社にもどって汚物の処理をして夜の12時をきっちりつぶして、泣きながら働いたのです


深夜2時頃、飲み屋の前でかるくお客さんを待っていると、若い男性が飲み屋の前で女の子ともめています。

「俺は帰る」「ダメ! かえらさないよ!」「俺は眠い」「絶対帰らせないよ」「いい加減にしろよ」「帰らないで」という会話をしています。

そして男性がタクシーに乗ってきます。「運転手さん行って」「帰らないで~」と女の人がタクシーのドアを閉めさせません。「俺は帰るんだ」「帰らないで」「帰る!」「帰らないで」「帰りたいんだ」「いやだよー」「帰る」「ダメ」×30

(うーん・・・・しつこいなあ)


「眠いんだ」「帰らないで」「帰る」「帰らないで」「帰る」「いやだー」×100

(うーん・・・・本当にしつこいなあ)


「帰る」「帰らないで」×500

(え・・・・こいつらマジか?)


「帰る」「いやー」×1000

(こいつら病気か?) まあしつこく待っている私も私だが。


「帰る」「いやだよー」・・・・・・・・・・・・・・・・1時間経過

(すげーな酔っ払いって 帰る 帰らないでという話だけで一時間タクシーの横で時間潰しやがったよ 喫茶店で時間を潰すとかあるけど こいつらの場合安上がりでいいなあ)まあ、一時間つきあってる私も私ですが。


そんでそのお客さんを乗せて3万円の売り上げになったので4時に会社に帰りました。

こんなブログ、これからもよろしく。