”過去の亡くなった人の教訓が生かされていない”と書いているある防災士。
亡くなった原因が耐震性がなく
震災と同時に天井が崩れ下敷きになっての死。
地震大国の日本で老朽化した家
耐震性がない家に住むことで死亡した人が多い。
同じ大震災に遭っても耐震性のある住宅に住んでいたら
命の危険もなく助かった人が多くいる
小さな子供が自分の意志で
地震大国だから壊れない安全な家に住みたいとは言えないので
親が何とかするしかない。
子どもが生まれたら
その命を守り抜ける耐震性がしっかりした家に住まないといけない。
家は安全なところに建てて
家具家電の転倒防止策をしっかりして備蓄して住んでいただきたい。
確かにこの防災士の書いていることは正しいかもしれないけど
あくまでも防災士目線であってあまりにも理想的過ぎて違和感を感じた。
この防災士は発災後から2度現地に行ったと書いてあったけど
奥能登は過疎地であり倒壊した家屋は
多分昭和の時代に建てられた家が多いのではないかと
テレビを観たり新聞を見たり
実際に何度も能登を旅行して目にした光景から思うことが多く
最近の災害に耐えるような現代建築とは違っていて
幾間にもわたる続き間で見晴らしが良いように長戸+長い廊下で
確かに今回のような長い揺れに耐えられるような建築方法の家は少ないと思う。
でもこの土地に生まれ育った人には
住んだことがない人には理解できない生き方が根付いている地域なので
本当にお気の毒だと思う。
何千年に一度の災害が起き
高齢者がこの後をどうやって暮らして行ったら良いか
自分の身に起きた人でなくては分からない苦悩の中で
余震におびえて暮らしている人の心を思いやれないような
防災士のブログに心の寂しさを感じた。
この防災士は現地に行って感じたこととして
誰もが口にしている避難所や仮設トイレの事も書いていたけど
それはそれで納得できました
被災者が前を向けないような文章や
色々な事情で災害に強い家に住みたいと思っても
実現できないことを書き連ねられても
”素直にそうだね”とは思えませんでした。
努力しても 分かっていても 世の中にはできないことが沢山ある・・・・
私の読んだ今回のブログは防災士として発信するブログなのか?と思った。
こういう風に防災対策をしましょうと言う記事を読みたいわ。