10年も前の記事を少しずつ見直して、追記や訂正をしています。
 
この記事は2012年8月の記事に追記しています。上海時代の犬友さんが日本に戻り、福知山に住んでいるので、日帰りで会いに行くことにして、市内の数か所を訪ねたのですが、その一つが福知山植物園です。そこで見つけた、どこにでもありそうな花ですが、名札から漢方のトウキと知りました。
 
 
学   名           Angelica acutiloba
科 ・ 属           セリ科シシウド属
別   名     ヤマトトウキ、 オオブカトウキ 、イブキトウキ、ニホントウキ
原 産 地           日本で栽培されるが原産地は不明
撮 影 日           2012_07_16
撮影場所          京都府福知山市 都市緑化植物園

 

 

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強いセロリに似た芳香を持つ多年草です。
漢方薬として用いられる根は、血液循環を促す作用があり、江戸時代に徳川政府により、栽培が奨励されたということです。
 
文献によれば
「日本にも中国にも野生種は知られていない.日本自生のイワテトウキA. acutiloba subsp. iwatensis の改良品との説,野生種は採りつくされ絶滅したとの説,中国のカラトウキA. sinensisとイワテトウキが交雑してできたという説もある.」ということで、野生のトウキが見つからないというのは、面白いと感じました。
 
家内は上海の薬膳料理教室で、中国語でダングイ(当帰)と呼ばれるトウキ(当帰)を使う滋養・強壮の料理を習い、私はよくその試食係りをさせられました。
上海で使った漢方のトウキは、私は朝鮮人参と同じ香りだと感じました。瓶で買い求め、日本に帰ってからも使っています。

 

家内の薬膳料理については

Y 第 388 話 今度は薬膳料理を習い始めた奥様 | 爺の日常生活 (ameblo.jp)

を時間があれば訪ねてください。料理の詳細があります。

 
参考文献

トウキ | 学校法人 東邦大学 薬学部付属薬用植物園 (toho-u.ac.jp)

トウキ(当帰)【9月】|薬草の花|日野製薬 生薬ブログ(Crude Drug)|生薬とともに-日野製薬 (hino-seiyaku.com)