興国学園新アリーナ落成観覧試合に見るプロレス | 花師論

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まるっきり今までの生活を捨てて、ひっそりと身を隠して起死回生をボ~っと見つめるただのおっさん。
世間では「報われない人」と笑われ、「前に出るな」と罵られながらも、いつも笑顔で暮らしている。
さてさて、この先どこまで行くのやら?

天王寺にある興国学園が、新たな一歩を踏み出した!


新アリーナ完成を一つのイベントとして扱い、世間に大きな花火を打ち上げた。


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創立90周年 新アリーナ落成記念最終は、VリーグのSAKAI BlazersPanasonic PANTHERSのスーパーエキシビションが行われ、新アリーナに満員のお客さんで埋め尽くした。


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オープン二ングセレモニー前には、興国学園バレー部の紅白戦があり、選手入場前にダンス部がダンスを披露!


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会場を埋め尽くした保護者や関係者、さらに興国学園生達の見守る中、白熱の試合が繰り広げられ、誰もが笑顔で会場を後にした。

それぞれが口々に熱く語る姿は、興国学園の目指す未来に光が射し、勢いを感じる素晴らしいシーンの一つのピースとして、組み込まれた喜びを噛み締めた。


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残念ながらパンサーズ、そして全日本のエースであるゴリこと清水邦弘選手の勇姿は見れなかったが、最後の最後にマイクを向けられ会場に詰めかけたファンを魅了した。


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テレビで偶然目にした歌手の中島美嘉が惚れるのも無理はない。

やはりスターのオーラが放たれていた。

そんなスターの手を引いて、マイクを向けた興国学園バレー部の監督のパワーはとんでもない。

今回のエキシビションの立役者であり、仕掛人はこの大観衆をどう見ていたのか?


試合は発熱の中、フルセットの3セットを戦い終え、ブレイザーズが逆転勝利を納めて大円団で終了したのは、見事なまでのプロレスとして成立していた。


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観客を入れる興行物は、プロレスのノウハウを使えば間違いない!と、ちょっと頭の切れるプロデュースやディレクターなら当たり前の事だ。

結婚式場をそのまま学校にし、スポーツに力を入れたビジネススタイルは、女校長の戦略が見事に反映されていた。


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普段なら写真撮影など禁止であり、学校としても携帯の持込みを禁止しているのに、MCの先生がマイクを片手に「本日はどんどん撮影して下さい」と観客を煽る。

撮影された写真はSNSにアップされ、何もしないで世界に拡散される。

現代の流れを上手く利用した作戦は見事に喜ばれ、観客席からヤンヤの声援を送られた。

掛かった資金を考えれば、途方も無い金額になったに違いないが、それ以上にもたらす経済効果も計り知れない。

様々な企だてと、細かな思惑が交錯する日曜日の午後、終わってみれば企だて以上の結果が転がり込んで来た。


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各方面に撒き散らした縁が、今後どんな結果に結びつくか?

楽しみで仕方がない。

クックック


*新アリーナには新品のバレーネットがよく映える。
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