めだか屋で奮闘しまっせ(フィクションです。)

 

 

第二十六話 召田輔とあかねの漫遊記の巻(その3)(1)

 

 松山へ移動する日、広島にいた召田輔(めだすけ)とあかねは、販促リーダーと実行メンバーたちの一行と合流して愛媛入りしていた。

召田輔が「急に変な仕事が入ってしもたさかいに休みものうなってしもてお疲れさんでしたなあ。」と、メンバーを労って言った言葉に、

リーダーは「召田輔さんこそ行ったり来たりで大変だったでしょう。」

「ほんまでんなあ。こんなことになるとは思てまへんでしたさかい。」

「松山と高松の開催は一週間ずつと短いですので、開催中は現地の担当者が中心になって進めて貰って、我々は展示会が終われば直ぐに出雲へ戻る予定です。」

「そりゃ、ご苦労さんでんなあ。」

「エッ、召田輔さんとあかねさんもですよ。」

「何、付き合わなあかんのかいな、勘弁して欲しおまんな。」

「関わったからには最後までやりましょう。」

「最もなこっちゃな。」

松山では展示会の準備を進めながら、出雲での展示やイベントの内容確認と進捗確認、現地からの問い合わせ対応などで、展示会が始まると夕方以降は出雲の公園の立ち上げに関わり、休日は広島で姉妹店開店の手伝いと多忙な日々が続いていた。

結局、松山では観光にも行けずに二週間が過ぎ、高松へ移動していた。

松山から高松へは瀬戸内海沿いを通って西から東へと進むので、時折車窓から見える風光明媚な景色を楽しみながら久し振りに旅行気分で移動していた。

展示会の開催も6箇所目ともなると実行メンバーも慣れたもので、召田輔たち監督やリーダーが何も指示しなくても装飾や展示を進めてくれるので、自分の担当分をこなすだけになって来ており、出雲の進捗も順調だったので元の生活に戻った二人だった。

おかげで夕方には「やっぱし、関西人はうどんでっせ。」と、懸案だった讃岐うどんの有名店を訪ねたり、瀬戸内海の幸を求めて港界隈を散策したりと楽しむことが出来た。

高松の展示会も松山同様に盛大に開催され、夏休みに入っていることもあって子供連れの客が多く、めだかブースには子供たちが群がっていた。

召田輔とあかねは、行列が出来ためだか玉掬いやめだか探しの誘導役をしながら、並び疲れた子供達とじゃんけんしたりダンスごっこしたりと、童心に帰って相手をしていた。あかねは、始終笑顔で子供達に接している召田輔を見て、幸せを実感しているのだった。

そして改めて、空飛ぶめだかの あかねのあい の美しさに見入っていた。

高松の展示会も盛況に一週間開催され、閉幕となった。

翌日、召田輔とあかねは休みを貰って、あかねが楽しみにしていた観光に行くことにしたのだった。

(つづく)

 

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