小売り価格が卸値の三倍以上である事からも、販売は生産する事よりも費用が掛かると分かりますね。
小売りでの費用の大部分は、知って貰うため見て貰うために掛ける費用でしょう。
有名店であれば、百万円分のメダカを短期間で１００万円で売ってしまえるでしょう。
もしかすれば２００万円でも売れるかもしれません。
それは、知名度と信用を得る為に費用を掛けて来た結果でしょう。
それでは、売るためにやるべき事はどんなものがあるのでしょう。
・チラシや写真、ステッカーなどを作成して配る。
・ＳＮＳで紹介する。
・ホームページを作成する。
・自分のショッピングサイトを立ち上げる。
・検索ツールへ広告を出す。
・出版物へ広告を出す。
・自店舗を建てる。
・テレビなどの報道で宣伝する。
・品評会などへ出品する。
・イベントに参加する。
等々、私が考え付いただけでも沢山有りますね。
本質的な商売と趣味の違いは店舗を有しているかどうかだと思うのですが、実店舗で無くてもショッピングモールやＳＮＳ、果てはオークションサイトやフリマサイトでも店舗並みに扱える時代になりました。
その一方で、情報があふれているため知名度を上げる事は難しくなっていますので、知名度を上げるために何をやるかが重要だと言えるでしょう。
そして、何をやるにも費用が掛かります。
ホームページを作成するだけでも百万円単位の話ですし、レンタルサーバーや情報更新など維持にも経費が掛かります。
ちょっと雑誌や新聞に広告を出すだけでも数万円～数十万円掛かります。
無料のＳＮＳへ投稿するにしても、見て貰える内容にするためには、機材を揃えたり情報を探しに出掛けたりで購入費や交通費が掛かります。
さらに自店舗を作るとなると一千万円以上の初期費用を見込む必要があります。
既に実店舗を有していても、常に維持費は掛かっています。
これは、幾ら掛ければどうなるというものでもありませんし、やらなければならないものでもありませんが、曲りなりにも商売とするのであれば取り組む必要があるでしょう。
私自身で考えてみて、小さな店舗ですが、今迄に掛かった費用や経費から少なくても半年で３０万円くらいは掛けています。
と言うことで、百万円分のメダカのボーダーラインは７１万円になりました。
つまり、これ以上を売り上げられなければ商売にはならないと考えられますね。
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