飼育の最後として、水替えのボーダーラインについて考えます。

とは言うものの、水替えのボーダーラインが存在するのでしょうか。

私は、水中の微生物が定着していて適切な環境に置かれていれば、蒸発して減った分の足し水を心掛けるだけで相当な水替え代わりになっていますので、交換するような水替えは不要と考えています。

メダカの生育に必要な水は、有害な不純物が入ってさえいなければ、ペーハー値とバクテリアなどの微生物の活動によって決まるのでしょう。

メダカにとってのペーハー値のボーダーラインは6.0~9.0程度ですので、有害物質がなく中性から弱アルカリ性に保たれているはずの飲料用水道水から塩素だけを飛ばして、微生物が定着するように環境を整えてやれば良いことになります。

環境が良ければ微生物は勝手に繁殖して来ますので、定着した水を作るまではこまめに少しずつ水替えすることです。

水が出来上がってしまえば、その水を使いまわせばいいのです。

メダカによる汚損と微生物による再生のバランスが保たれていれば、水を替える必要など無いでしょうから、バランスを保つために水量と水温のボーダーラインを守ることが重要になると考えます。

 

後は、観賞のための水替えについてです。

適切な環境でバランスの良い水槽でしたら、必ず植物性プランクトンが発生し、黄緑や青緑、青紫などに濁って来ます。

光量を減らしたり水温を下げたりして抑えることは出来ますが、そのために適切な環境で無くなってしまえば生育に影響してしまいます。

植物性プランクトンが悪影響を及ぼすことは余りありませんが過密になりますと酸欠の原因にもなりますし、観賞のためにもボーダーラインを考えて水替えで対応しています。

 

これは、平均的な飼育環境の様子です。

少し緑掛かって、水深20センチ程度の所にいるメダカがぼやけて見えます。

水を掬って見ますと少し緑掛かっていますが、ほぼ透明ですね。

 

こちらは、一番濃い緑になっている水槽です。

底にメダカが沢山いるはずなのですが、見えません。

これでも、水を掬って見ますと余り濃く無いことが分かります。

 

こちらは、秋になって水温が下がって来ましたので、表面に胞子の幕が張ったものです。

幕を掬い取りますとこんな感じで、やはりメダカは見えません。

幕の無い所の水を掬って見ますと、こんな感じです。

植物性プランクトンは、胞子を飛ばした後、底面や側面に固着しますので水温が下がるにつれて透き通ってきます。

 

この程度までで維持して置けば酸欠を起こすことも無く、メダカにとっては良い環境なのではないかと思います。

私は、水深10センチの所にいるメダカが見える状態をボーダーラインにしています。

それより濃くなった時は水替えをしますが、その時は思い切って3/4や4/5の水を替えます。

但し、替える水は種水として出来上がっている水か、他のメダカを飼育している水槽の飼育水を使います。

 

緑の水は色上げなどの効果もあって、大切にしています。

けれども、せめて底にいるメダカが見える程度に保ちたいですね。

 

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