気候と黒麹菌と泡盛
先週前半は、沖縄出張で、地域の事業者の皆さんの所にも、足を運ばせていただきました。
その一つが、豊見城市の泡盛メーカーの忠孝酒造
さんです。
忠孝酒造さんでは、酒作りの説明と酒蔵見学を、飛び込みでもやっていただけます。
沖縄のお酒といえば、國酒でもある泡盛です。
日本酒でもなく、焼酎でもなく、泡盛を作っているのが、黒麹菌。
そして、この黒麹菌は、温暖で多湿の沖縄の気候でないと管理ができないということで、黒麹菌こそ、沖縄の酒文化を作ってきた源です。
泡盛が、一年中作られるのも、黒麹菌が、雑菌の繁殖を防ぐクエン酸発酵が盛んなことが要因です。
(ちなみに、日本酒は、雑菌に弱いので、雑菌が繁殖しない冬場に作られます。)
また、利用する米は、タイ米です。タイ米で作られるのも、タイに近い沖縄の地理的要因があると思います。
ちなみに、現在、利用しているタイ米は、ミニマムアクセス米だとのこと。
知りませんでした。
なお、忠孝酒造の一つの特徴は、酒を貯蔵する甕を自社で造っているところです。
↑2種類の甕がありますが、右側から、ロクロを回して作ったできたたてのもの、乾かしたもの、焼いたものの順番です。
出来上がりは、こんなに小さくなります。
見学の後は、試飲もさせていただけます。
↑試飲コーナー2
新鮮なものから、古酒まで、飲み比べができます。
忠孝酒造さんは、泡盛のことを詳しく知りたい方には、足を運んでいただきたい場所です。
忠孝酒造 >> http://www.chukogura.com/
私は先々週行った西条の日本酒と飲み比べをしています。
國酒を世界の皆さんに、もっと知っていただきたい。
その前に、自分が、もっと知らなければと日本酒、泡盛、焼酎をいただています。