今でしょう
昨日は、羽田空港6時25分発の飛行機で、石垣島入り。
9時40分には、新石垣空港へ到着しました。
この直行便であれば、朝から、一日仕事ができます。
そいった意味でも、新石垣空港の開港は、大きな変化をもたらしています。
到着した石垣島は、残念ながら、曇り。
沖縄は、昨日から、梅雨入りしたので、抜けるような青空の出迎えとはいきませんでした。
新石垣空港から直行したのは、海ぶどうの養殖場でした。
海ぶどうは、「海のキャビア」「グリーンキャビア」とも呼ばれ、沖縄料理から、人気が波及し始めている沖縄の産品です。
沖縄の島々では、養殖も始まり、養殖場に視察に行かせていただきました。
あらかじめ、作業のお手伝いをさせていただきたいと要望していましたので、作業服に着替え、2時間作業をさせていただきました。
作業は、養殖場の水槽の上に、遮光ネットを張っていく作業でした。
私は、手際が悪く、右往左往しながら、作業を行いました。
10分もすれば、汗びっしょり。
↑この水槽に海からパイプで石垣のきれいな海水を流しこんでいます。
茎が付いていますが、出荷前に、茎から切り離す作業があります。
プチプチした食感は心地よく、噛んだ時には、磯の味が広がります。
美味しい!
この養殖場は、その生産能力を生かし切れていません。
また、養殖にたずさわる皆さんの力も活かしきれていません。
美味しい「海ぶどう」を多くの皆さんに味わっていただく。
これから、その取り組みを一緒に考えさせていただくことになりました。
昼食をとり、次に向かったのが、竹富島。
中世、琉球時代の八重山諸島の政治的な中心地は、竹富島です。
石垣島と比べると、小さな島の竹富島ですが、要人の住まいがあったりと、沖縄の原風景を感じさせる建造物が残っています。
八重山諸島の皆さんは、自然を満喫するなら西表島、沖縄の原風景を体感したいなら竹富島への観光を薦めていらっしゃいました。
高いホテル、建物もなく、観光客をたくさん呼び込むには非効率ですが、その非効率が、竹富島の旧い街並みを残しています。
開発よりも、不便を選んで残す。
ひとつの観光の在り方を勉強させていただきました。
↑私も、レンタサイクルで、島の観光ポイントを廻らせていただきました。
八重山諸島の皆さんとお話をしながらの一日。
野田内閣で取り組んだ一括交付金は、使い勝手がいいのだが、それを使いこなせる能力が地方自治体にあるのか心配だ。
TPPはじめ高度な自由貿易協定の流れは避けられない。
ならば、この一括交付金の活用はじめ、一次産業、観光産業の足腰を作るのは、「今でしょう!」と気合の入ったお話をお聞きできました。
私も、微力ですが、何らかのかたちで、お手伝いさせていたきます。
足腰の強い地域を、作っていきたい。
花咲宏基拝