レールに思いが宿る
今朝、ビデオに撮っていた「ソロモン流」を観ました。
今週、紹介された方は、鉄道写真家の中井精也さんでした。
国会議員時代、寝台列車のサンライズ出雲・瀬戸をよく利用させていただきました。
岡山駅で乗車するのですが、出雲と瀬戸は、岡山駅で接続します。
その接続する瞬間を写真におさめようと、22時にも関わらず、カメラを手にした「撮り鉄」の皆さんが集まります。
鉄道ファンの執念は凄いなと、サンライズに乗車する際は、感心していました。
中井精也さんは、その「撮り鉄」のカリスマです。
中井さんは、鉄道、電車の写真集等数々の本を出版されています。
そして、今、中井さんが、取り組んでいるのが、「鉄道は、夢を運んでいるんだ」として、旅先で出会った方々に声をかけ撮影をし、夢をたずねている「DREAM TRAIN」というプロジェクトです。
その紹介の中で、中井さんは、「鉄道を使用している皆さんの夢が、レールに宿っている。」というお話をされていました。
「レールに思いが宿る」というのは、まさに、日本的な発想で、神道的な思想です。
レールに思いが宿ると考え、鉄道を利用している皆さんを撮り続ける中井さんの写真が、日本全国で癒しをもたらしているのは、極めて、日本的な現象だと感じました。
中井さんには、これからも、鉄道を通じて、多くの皆さんを癒して欲しい。
花咲宏基拝