流行る喫茶店を考察
先日、笠岡の支援者の方と話をしていると、隣の福山まで、わざわざ出掛ける喫茶店があるとのお話をお聞きしました。
全国的に有名なチェーン店の喫茶店は、コメダ珈琲店ですが、支援者の方が行っている福山の珈琲店は、炭火珈房「ピトン」です。
支援者の方は、コーヒー党の方で、「ピトン」は、美味しいコーヒーが飲めるし、セットメニューは、モーニングではななく、ブランチで、13時まで、そのメニューが選べるので、自分の好みに合うとのお話をお聞きしました。
コーヒー中毒の私も、美味しいコーヒーとお聞きしたので、母の見舞の帰りに、「ピトン」に寄らせていただきました。
平日の昼時ですが、駐車場は満車に近く、席もほぼ満席。
私の次に来られた方から、行列となりました。
何故、行列ができる喫茶店になるのか。
興味が湧いて来て、少し観察をしました。
出されるコーヒーは、「ピトン」がこだわりをもって選定したコーヒーで、確かに美味しい。
また、お客さんを見ると、幅広い年齢層の女性と男性高齢者の方が多い。
喫茶店のお客さんと言えば、サラリーマンを想像しますが、サラリーマンの比率は低い。
それは、女性と男性高齢者を惹きつける工夫がされているからです。
まず、男性高齢者のお客さんを見ると、ほとんどの方が、新聞を読んでいらっしゃる。
この「ピトン」は、一般紙が4社7紙、スポーツ紙が3社5紙あります。
例えば、一般紙だけでも、4紙を読めば、150円/紙と考えると、それで、600円のコストパフォーマンスと考えられます。コーヒーが、400円なので、コーヒーだけ飲むと、もと以上取れると考えられます。
女性の方々を見ると雑誌を読んでいる方が多い。「ピトン」には、800円以上もする女性誌はじめ30冊以上の雑誌が置いてあります。
また、こどもには、絵本もあります。
読みたい女性誌も、400円のコーヒーで、安く読めるということになります。
また、コーヒーを単品で注文すると、トーストがサービスで付いてきます。
また、ワッフルとコーヒーを注文すると、コーヒーの2杯目が無料で付いてきます。
(実は、コーヒーカップは、小さめのサイズで工夫されています。)
また、店員の方は、こまめに店内を廻られ、水を注がれながら、お客さんに配慮されています。
新聞、雑誌を多数置くことは、新聞、雑誌の購入費が掛かりますし、店の収益を上げるためにお客さんの回転を考えると、お客さんの長居を生む要因になります。
「ピトン」は、逆をはっている訳です。
飲食店の常識外のことを行っている「ピトン」の経営が、どのように進んで行くのか大変興味深いです。
常識を超えて挑戦している会社には、ワクワクさせられます。
「ピトン」を御紹介いただいたKさんご夫婦に感謝申し上げます。
「ピトン」の紹介は、こちら>>>
このサラダに、ヨーグルトとコーヒーが付きます。
このボリュームも魅力です。
花咲宏基拝