ソニーの医療機器参入
本日の日本経済新聞の一面に、ソニーの医療機器参入の記事がありました。
オリンパスと資本業務提携し、新型内視鏡開発の新会社を作るとのこと。
オリンパスは、消化器を検査する内視鏡で世界シェアの7割を占める最大手です。しかしながら、外科手術用では、海外メーカーが強く、ソニーの画像・映像技術を生かして、新型内視鏡を開発し、オリンパスの販路で、国内外の医療機関に売り込んでいくとのこと。
以前にも、ブログに書きましたが、例えば、心臓のペースメーカーはほぼ100%が輸入品です。全体でいうと、日本が輸入している医療機器は、輸出5000億円、輸入1兆円程度で推移しており、年間5000億円の貿易赤字となっています。
貿易赤字は、日本の国富を流出させるものです。日本に、医療機器を製造する技術が無いわけではありません。
日本のエクセレントカンパニーのソニーが、医療機器に参入することは、医療機器産業を、日本経済の成長産業にしようと取り組んできた私にとっては朗報です。
ソニーだけでなく、他分野から、医療ロボット、介護ロボット始め医療・介護機器に参入し、貿易赤字を解消するだけでなく、これらの分野で、貿易黒字を生み出せるよう尽力していきたい。
既に、サムスンは、医療機器分野に参入しています。
後れを取らないよう、日本企業の新規参入を支えていきたい。
“毎日が行革!”
花咲宏基