年金積立金の運用
昨日は、社会保障と税の一体改革についての集中審議。
7時間半の質疑でした。
7時間半というのはさすがに長く、集中力が途切れてしまいます。
そんな中で、集中力が高まるのは、質の高い質問であったり、私が関心の高い行政改革に関わる質問です。
昨日の行政改革関連の質問で集中力が高まったのは、共産党の佐々木憲昭代議士の「年金積立金の運用」についての質問でした。
年金積立金の運用は、独立行政法人年金積立金管理運用が行っています。
2010年度の運用資産額は116兆円なのですが、その運用にこの5年間失敗し、2.5兆円の損失を生んでいます。
しかも、運用における手数料は、2010年度で246億円支払っています。
運用ですから、もちろん、リスクはあります。
しかしながら、国民の皆さんの年金積立金ですから、そもそも、リスクの高い運用を行って良いのか。
ちなみに、アメリカは、年金積立金を市場で運用すると、政治介入などを排除できないという問題意識から、すべて国債で運用しており、損失はありません。
この損失の責任は、誰が取っているのか。
この独立行政法人の理事長は日本銀行出身、理事は厚生労働省出身。
この方々の責任の在り方はどうなっているのか。
他党の質問ですが、行革ですので、私も深堀をしていきたい。
“毎日が行革!”
花咲宏基