成長戦略を推進しなければ
本日は、成長戦略PTのライフ・イノベーション小委員会の視察に一日を費やしました。
経済の国際競争力は、中国、韓国に追い付かれ、いや、一部では既に追い抜かれていると言って過言でない現状があります。しかしながら、日本には、過酷な国際競争の中で、大手企業だけでなく、中小企業やベンチャー企業にも、独自の技術で、世界をリードする企業があります。本日は、医療・介護分野で、独自の技術で世界をリードする、そして、これからリードしようとする企業の視察をすることができました。
そして、日本の溢れんばかりの底力を知り、勇気をいただきました。
5時半、青山宿舎で起床。
7時半、国会事務所。
「日に新た」アップ。
8時15分、参議院議員会館前。
ライフ・イノベーション委員会の視察待ち合わせ。
10時10分、介護老人保健施設リハビリポート横浜。
介護用のロボットスーツ「HALL」を導入している施設。
介護ロボットスーツの導入によって、日常のサポートだけでなく、リハビリにも大きな成果を発揮することを実感。
このロボットスーツ「HALL」の開発を行っているのは、筑波大学大学院が関わり設立したベンチャー企業のサイバーダイン社。
その技術の高さ、また、製品としての完成度の高さを実感。
↑リハビリに効果を発揮しているとの説明をいただきながら、デモを見せていただきました。
13時、慶應義塾大学医学部を視察。
iPS細胞(体の様々な組織に分化する能力を有する細胞)を用いて脊髄損傷の治療や心筋の再生を目指す研究そしてブレイン・マシン・インターフェイスを脳卒中等のリハビリに活用する研究について視察。
↑7000万円の機械。
最先端の分野は、投資も大規模になります。
15時、三鷹光器株式会社を視察。
技術に自信を持つ中小企業。
確かにその技術は、世界を引っ張る技術でした。
↑三鷹光器には、世界の医療大手機器メーカーが注目しています。
16時、オリンパス株式会社を視察。
内視鏡の最新技術を視察。
オリンパスと言えば、“カメラ”というイメージがあるかもしれませんが、医療機器分野に前のめりに取り組んでいらっしゃいます。
世界をリードするオリンパスの技術に、勇気をいただく。
19時40分、国会事務所。
「日に新た」執筆等。
22時10分、夕食。
今日も、松屋。
松屋の全てのメニューを注文しようかと思っています。
22時40分、青山宿舎。
ここ20年、日本の経済を牽引してきたのは、自動車産業です。その自動車産業の今後の発展は確実なものにしていかなければなりませんが、一方で、自動車産業に匹敵する日本経済を牽引する新たな産業を生み出していかなければなりません。
その一つが、医療機器、介護機器分野だと考えています。
日本は、既に、高齢化社会を迎えていますが、今後、先進国をはじめ一人っ子政策の中国も高齢化社会に突入し、医療・介護分野の市場が急速に拡大していきます。
グローバル経済においては、既に、その競争も始まっており、日本の企業も大手から中小、ベンチャー企業に至るまで、参入しています。
ここは、政府が、医療・介護分野を日本の産業の新しい核ととらえ、民間を後押しして、取り組んでいくべきです。
そして、医療・介護分野には、文部化科学省、厚生労働省、経済産業の各省庁が関わり、省庁の縦割りがあり、その縦割りが成長への足かせになっていたことは、少なくありません。これこそ、政治主導で、縦割りを取り除き、三省をまとめた横串の政策で、医療・介護分野を育てていきたい。
医療・介護分野の市場に、果敢に挑む、民間企業の元気な姿を見て、勇気をいただきました。
そして、この医療・介護分野を日本経済を牽引する産業に育てなければならないと、新たな使命をいただいた一日でした。
“チャレンジする勇気!”
花咲宏基