イノシシ被害に落ち込みアサギマダラに歓喜する記事が続きましたので、
今日は少し真面目な記事に取り組んでみました。
 
高知県の海岸線は東西に長く、約700キロにも及びます。
東西を結ぶ幹線道路は国道で、ほぼ山岳道路ですから台風は勿論、大雨でもすぐに
通行規制され動脈は寸断されます。
 
生命線として期待される高速道路ですが、県内にはまだ100キロ弱しか開通して
おらず、高度医療施設のない地域には届いていません。
 
下の写真は、ビルの建設工事現場ではありません!
高速道路の法面の崩落防止対策のようです。
 
維持管理費に多額の費用が掛かることが想像できます。
 

 
100円を稼ぐのに数千円の経費がかかる、採算性を考えると不必要かも知れませんが
これこそが地方が疲弊し過疎化が進む要因のひとつかも知れません。
 
高知県は、温暖な気候を生かした農産物の生産や豊かな海から得られる海産物、県土の
84%を占める森林には収穫期を迎えた木材などが売るほどあります。
 
ウクライナ紛争が始まり、関心が持たれるようになった食料自給率・木材自給率などの
解決の一助となれる自力を持つ県は全国に多くあると思います。
 
一次産業を守り育てることが、今求められている気がします!
 
 
交通量の少ない高速道路不要論、コンクリートから人への政策、色々あって
田舎の高速道路は遅々として進んでいません。
 
安心して暮らせる環境と物流の大動脈があれば、都市部への一極集中は避けられる
のではないでしょうか?