夏休みがあっという間に終わった
新学期が始まってすぐ
下の娘(小2)に異変が起きた
夏休み中下の娘は
奴を食べて 一回
味噌汁の豆腐を食べて 一回
アレルギー反応がおきた
症状はどちらも
唇の同じ場所が10分くらい腫れた
そんなに心配するほどのアレルギーではないが
娘が給食を食べるのが怖いと言うので
給食の献立表で豆腐が出る日
連絡帳に「アレルギーなので残させて下さい」と書いた
その日の夕方
小学校から電話がきた
先生のお話はこうだった
「今日の給食はお豆腐ナゲットだったのですが、心配で泣いてしまって、残していいよと言ったんですけど…」
娘に聞くと、怖くて泣いたと言っていた
そして、
とうふこわい は
さらにエスカレートしていった
おかずでも調味料でもお菓子でも
アレルギー表記を自分で読んでは
食べなくなった
とうふが関係ないものも
「アレルギーは出ないか?」と確認してきては、
「とうふは入っていない」と言っているのに
ご飯時になると暗い顔をしては 泣いた
夜寝る前も
急に「しなない?」と言っては泣いた
アレルギーがひどい訳ではないから死なない
とうふじゃ死なない
と何度も話して聞かせたけど
どうしても心配が消えないようだった
アレルギーではなく
心の病気になってしまいそうだった
いつもは饅頭のような顔をしていて
首が見えないくらい顔周りはふっくらしていたのに
おかずが食べられない日が続き
首が見えるようになっていた
その週の土曜日
私は娘に言った
「とうふを食べて死なないか、実験をする」と
どれくらいの量を食べると
唇が腫れるのか、量と時間を記録するからね
腫れたら、どれくらいで腫れが引くのか
時間を測るからね と娘に伝わるように説明した
そして
このままでは
アレルギーではなく
心の病気になるからねと話した
娘は、泣きながらとうふを食べた
一口目 15分経った 何も出なかった
二口目 30分経った 何も出なかった
三口目 40分経った 唇が少し腫れた
10分後 腫れが引いた
私は娘に言った
「死ななかったでしょ」と
娘は「うん」と言って笑った
今でも、
とうふ というキーワードには
反応しているけど
おかずも醤油も納豆もおやつも
食べられるようになった
そして
顔周りも無事
饅頭顔に戻りました
「とうふこわい」おしまい
