妄想、BL(A×N)のお話です。BLの意味が分かる方、妄想とご理解いただける方のみお進みください。
《side N》
「まさか本当にそんなことがあるなんてなぁ」
急にぞろぞろお邪魔したにも関わらず、猟師の長尾さんは快く迎え入れて話を聞いてくれた。
長尾さんも代々言われてきたことを何となく守ってはいたけど、そんなのどうせ迷信だろうと内心信じてはいなかったらしいから俺の話を聞いてめちゃくちゃ驚いていた。
長尾さんも詳しいことはあまり分からず、猟師仲間に聞いてみてくれるそうだ。
同時に明日、長尾さんの猟犬ポチが一緒に山に入ってまーくんの匂いを辿ってくれることになった。
早く何かの手がかりが掴めるといいけれど。
翌日。
みんなには「しばらく旅館を閉めるからこっち来なくても大丈夫だよ」って言ったけど、まーくんを心配して仕事の都合を見ながら探す手伝いに来てくれるそうだ。
みんなには申し訳ないけどやっぱり1人だとまーくんが帰ってこないかもしれない、って不安に押し潰されそうになる時があるから、正直ありがたい。
今日は翔ちゃんが朝から来てくれた。
2人で長尾さんちに行くと、昨日の夜猟師仲間から連絡があったとかで「この人、俺の仲間の知り合いらしいんだが、お祓いとかもやっててそういうの詳しいらしい。二宮くんが行くことは連絡してあるから」と住所を書いた紙をもらった。
そこには「桜田 七瀬」という名前と、隣町の住所。
「俺はポチと一緒に相葉くんを探しとくから話聞いといで」
「ありがとうございます。これ、まーくんの洋服です」
帰ってきてからまた結果を聞きに来ることを告げて翔ちゃんと車で出発した。
30分ほど車を走らせて着いたのは山の中にぽつんと建つ大きなお屋敷。
ナビに住所を入れていても少し不安になるくらい、何もない山道をひたすら上った先に急にどん!と高級旅館のような平屋の日本家屋が建っていた。
表札に「桜田」と出ているのを確認し、インターホンを鳴らすと「どうぞ」という声と共にぎぎぃーっと木で出来た重そうな扉が観音開きで開いていき、恐る恐る中に入ると後ろで扉が勝手に閉まった。
すげ。昔の日本家屋みたいな感じなのに自動ドアなんだ。
もしくは遠隔操作かな。
ジャにのの風磨くんが可愛すぎじゃないですか?笑
あんなに「おそろキモ」言っときながらほんとに自分のだけないって知った時の落ち込みよう😅
あったら買うって言うにのちゃんも優しいなぁ✨