妄想、BL(O×N)のお話です。BLの意味が分かる方、妄想とご理解いただける方のみお進みください。
《side O》
くそぅ、広いなここ。
和也見つけるのも大変だ。
宮殿の端の方、湖と庭がバランス良く見えるところにようやく和也の後ろ姿を見つけ走っていくとそばには親父の姿。
あの2人で話してるの珍しいな、と思ってたら和也が涙を拭うような仕草を見せ、かっと頭に血が上る。
「おい、親父!和也に何言ったんだよ!」
場合によっては親父でもただじゃおかねー、と詰め寄ると和也が泣いてたのは俺のせいらしい。
親父が席を外してからしっかり話を聞いてみると、夜も別々のベッドだし、昼間も全然手も繋いでくれなくて、自分から言い出したものの寂しかったそうだ。
和美さんとお義母さんの言った通りだった。
思えば、付き合ってから今まで和也がこんな風に拗ねたりしたことってないかもしれない。
わがままも聞いたことないし。
「これからさ、思ったこと全部ちゃんと言ってよ。どんなに理不尽なことでも全部受け止めるから」
「うん。分かった。
僕ばっかり子供っぽくて恥ずかしいと思って・・・」
「んなことない。可愛いよ。
夜中に叩き起こされて「アイス買ってきて」、って言われても全然いい笑」
「ふふ笑
ありがと、智」
それから今までの分を取り返すようにずっと隣で手をつないで回って、家族には半分呆れられた。
お昼を食べてホテルに戻り、しばらくごろごろしていると、和美さんが「話がある」と和也を連れてった。
すぐ戻ってくんのかな?
ちょっと汗かいたしシャワー浴びておこうかな、と思ってるところに姉ちゃんがやって来て
「智!みんなで記念写真撮るから来て!」
と呼び出された。
すでに姉ちゃんは綺麗にドレスアップしてる。
「家族旅行の記念写真くらいで気合い入りすぎじゃね?」
「何言ってんの。せっかくのバリ島5つ星ホテルなんだからこれくらいしないとダメでしょ。
次いつ来れるか分からないのよ?!
ほら、智も着替えて」
そう言われながら1つの部屋に押し込まれる。
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私信です。
Kさま☺️
愛唄が14までと思い込んでいましたが、全17話でしたのでKさまのリクエストのお話は19日よりとなります💦
すみませんーm(_ _)m