妄想、BL(O×N)のお話です。BLの意味が分かる方、妄想とご理解いただける方のみお進みください。






《side  N》

「智とケンカでもしたかい?」

しばらくの沈黙の後、お義父さんがそう聞いてきた。
お義父さんから見てても分かるくらいギコちなかったんだな・・・。

「いえ・・・僕が勝手にもやもやしてるだけなんです。
たぶん・・・甘えたくて、でもそんなわがまま言っちゃダメかな、とか・・・」

「・・・智は言葉が少ないところが私に似てしまって。和くんには寂しい思いをさせてるかもしれないね」

すまないね、と頭を下げられ慌てて「そんなことない」と言おうとしたら

「でも和くんまで言葉を少なくする必要はない。わがままでも八つ当たりでも何でも智にぶつけなさい。
それを受け止める懐の深さは持っているはずだけど・・・もし智がちゃんと受け止めない時は私に言いなさい。教育し直そう。
だから・・・これからも智をよろしくお願いします。
大野の家族になってくれてありがとう」

「そんな・・・僕こそありがとうございます」

冗談混じりに微笑みながら言われて、「あぁ、ちやんと受け入れてもらえてたんだ」って安心すると同時にこの人がお義父さんで良かった、って込み上げてくるものがあってそっと目を拭った。

「・・・おい、親父。和也に何言ったんだよ」

その時、後ろから低い声。
いつの間にか智がそばに来ていた。

「ん?智に泣かされたらいつでも私のところに来なさい、ってね。
ぶん殴ってやるから、って言ったんだよ」

「・・・な・・・え?!
和也、俺のせいで泣いてんの?!」

「・・・そう!
智、全然構ってくれないんだもん!笑」

今までお義父さんのこと睨んでたのに急に焦り出す智に笑って抱きついた。
家族の目とかあっていろいろ気にしないといけないけど、それでも僕は「そんなの気にすんな」って智に求めて欲しかったんだと思う。
我ながら子供っぽすぎて呆れちゃう。

でもそれをお義父さんのおかげで冗談ぽく智に伝えることが出来て、伝えられただけで満足。
さっきまでのもやもやが全部吹っ飛んで、それからは僕もちょっとわがままを言えるようになった。

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来週の夜会はラーゲリチームなんですね✨
磁石たくさん補給できるといいな😊

フォロワーさまの増減が激しくて・・・急にどーんと減るとちょっと凹んだりします😅
たぶん好きじゃないテイストのお話とかがあったのだと思いますが・・・長くお付き合いしたいので、いくつか読んで合うなと思ったらフォローしていただけると嬉しいなぁなんて思います😀