この後の1話(55)、読まなくてもお話つながるのでアメ限とさせていただきます💦
さしてエロくもないですが、気になる方は以下お読みいただいて申請してくださいませm(_ _)m
妄想、BL(M×N)のお話です。BLの意味が分かる方、妄想とご理解いただける方のみお進みください。
《side J》
やっとカズに伝えられた。
カズはどう思ってるだろう・・・。
「ジュン、地獄ってどんなとこだと思う?」
YesかNoの答えが返ってくると思ってたから唐突な質問にとまどう。
「えっと・・鬼がいて、釜茹での釜とか針の道があったり?」
「よく言われてるのはそうだよね。
でも俺はね、希望がないことだと思う。
小さい頃、食べるに困るとかはなかったけど俺の存在はないことにされて・・・初めて付き合った人は俺じゃなくても良くて・・・ジュンと出会って初めて未来に希望が見えたんだ。
だからジュンと一緒にいられるならどんなことがあっても地獄じゃないよ。」
カズ・・・
「10年くらいで引っ越すのとかすごい楽しそうじゃん!ジュンといろんな景色見ていろんな経験を共有出来るってことでしょ?
友達だって世界中に出来るんだよ。すごいよ。
それにさ、ジュンがずっと俺に夢中になってるようにしっかり魅力も技も磨いていくから心配しなくて大丈夫 笑」
ほんとに楽しそうに、何の不安も感じてなさそうにキラキラ話すカズ。
何の技を磨くんだ 笑
そして澄んだ強い目で「1000年、一緒に生きよう。」と言ってくれた。
実はショウくんにも「カズくんなら大丈夫。信じろ。」って言われてたけど、心配症な俺はずっと怖がってばかりだった。
ずっと待っててくれてありがとう。カズも俺の希望だよ。
「リョウの消毒も兼ねて・・・今日儀式ってほど大そうなものでもないけど、パートナーにしていい?」
ぼろぼろ泣きながら言う俺にカズはふわっと笑ってキスしてくれた。
いつもは可愛い印象が強いけど、顔を包んで親指で涙を拭いてくれる仕草はなんかすごい男前でドキドキした。