妄想、BL(S×N)のお話です。BLの意味が分かる方、妄想とご理解いただける方のみお進みください。

















《side  S》

ニノんちに着いてインターホンを押したけど、やっぱり仕事なのか出ない。
人に見られたら怪しまれるだろうけど駐車場の隅に座ってニノを待つことにした。

夜中になることも覚悟してたけど、夕方、まだ明るい時間に見覚えのある車が滑り込んできた。
降りてきたニノに駆け寄ると、俺が来るとは思ってもなかったのかびっくりした顔で固まってる。

マネさんが去っていって2人きり。
ニノは何も言わずに俯いてて、“あれ?もしかして片想いの相手って俺じゃない?勘違い?”って不安になりながら「話がある」と切り出すとやっと部屋に入れてくれた。

コーヒーを淹れてくれて、ソファの俺の隣にかなり間を開けて座るニノ。
その隙間に益々不安になって、まずはニノの片想いの相手を確認すると・・・やっぱり俺だった。

良かった。
これで違ったら居た堪れなさすぎて二度とテレビでもニノの顔見れないところだった。
いや、てか・・・ほんとに俺?
あのニノが俺のことほんとに・・・?

よく会ってた時はそれを夢見たこともあったけど、そんなことは夢のまた夢、と思っていた。
まさか現実になるなんて。

喜びを噛み締めてるうちに「付き合ってください」ってニノから言われてしまった。

しまった。
俺からちゃんと告白したかったのに。
少し悔しくて、ニノの言葉に上乗せして返事をしたらニノが勢いよく抱きついてきて、抱きとめたものの不意のことにそのままソファに倒れ込んだ。

久しぶりのニノの重さ。
久しぶりに間近で見る琥珀色の目。
久しぶりのニノの匂い、柔らかさ。

嬉しさと愛しさと欲情と、なんかもういろんな感情が嵐のように身体を駆け巡る。

ニノを抱っこして寝室に行き、そっとベッドに下ろす。
うるうるの目に吸い寄せられるようにキ スをして、今までの時間を埋めるように、ニノの全てを確かめるように、ゆっくり愛し愛された。

「ねぇ、翔ちゃん。うちで一緒に住まない?」

足に力が入らないというニノを後ろから抱えて一緒にお風呂に入ってたら、俺の肩に頭を預けながらちょっと上向きで聞いてきた。

なんだよ、もう。
何でも先に言っちゃうじゃん。
俺にもカッコつけさせろよ。
つい唇が尖る。

「何よ、その顔。プロポーズは翔ちゃんからだったんだからいいでしょ」

心を読んだかのように全部お見通しのニノが俺のほっぺをつまんで笑う。

・・・かなわないよなぁ。

オッケーの返事の代わりにニノの唇を塞ぐ。
結局お風呂場でももう一回シちゃって、本格的にニノの足腰を立たなくさせてしまった。

明日、最終話です☺️