なにの為、なにと戦うのか・・・・・

El pueblo unido jamas sera vencido

 

マゼランの海風は 草原の嵐こえ
アジェンデと共にゆく 自由と正義に燃え
たたかい起ち上がるこの日 われらの決意固し

 

アンデスのうたごえは 荒地にこだまして
熱き血は誓う 勝利のあしためざし
たたかい進むわがチリよ われらのゆく手照らす
  ■まもれ祖国 自由と正義
  ■まもれ祖国 自由と正義

「不屈の民」(歌詞:Sオルテガ、キラパジュン/作曲:Sオルテガ/訳詞:音楽センター)

 

 

「不屈の民」は地球の裏側チリの軍事クーデター時、それに反対する市民達に歌われ、その後世界各地の市民運動で歌詞を変え歌い継がれてきたフォルクローレです。

 

1973年9月チリのピノチェト率いる軍部がクーデターを起こしアジェンデ人民連合戦線政府を倒したとき「不屈の民」をつくったキラパジュン(フォルクローレのグループ)はフランス公演中で、そのまま亡命。。。。。

 

学生時代、彼らのライブを観た時は、まだ亡命中でありました。

感動しました!!!

フォルクローレが好きだったということ以上に、全く言葉の解らぬ歌詞、チリのクーデターの知識すらほぼ無いというのに、”伝わる”そのエネルギーの美しさに涙が溢れてきました。

 

 

政治的な視点から語るつもりはありません。

 

この曲は、S・オルテガが広場で革命歌を歌うストリートミュージシャンに触発されて「ピアノのまえに座ると全てのメロディを弾ききった」という特別なものです。

ストリートミュージシャンの歌声に心を動かされたオルテガが翌日に曲をつくり、二日後には超満員の観衆の中キラパジュンによって演奏されたそうです。

 

そして、今でも世界各地で歌詞を変えて歌い継がれているのです。。。

 

 

長年思い出すことがなかった”キラパジュン”の名前と「不屈の民」が突然蘇ったのです。

それは不思議な一瞬でした。

そして私の心に美しい灯りを燈してくれました。

 

自分が何と戦っていなくて、何を大切にしてこなかったか……

それは、ながーーーーいこと忘れていた私なりの命の意味でもありました。

 

 

「不屈の民」の曲には、人間の存在の奥底にある”正しき光”が在るとおもうのです。

だからこそ、無名のストリートミュージシャンからオルテガに、キラパジュンに、そして世界へ広がって行ったのだと思います。

 

因みにチリのクーデター時、虐殺された国民的フォルクローレシンガー”ビクトル・ハラ”の歌う「平和に生きる権利」は私の大好きな歌であります~~♡

 

 

突然思い出した「不屈の民」は、近年稀にみる愛に溢れた贈り物であったと、、、

私は猛烈に感謝しているのであります!!

人生に、こんなことってあるんですね~~~(笑)