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Tasogare-Madameの日常

「結婚はビジネス、夫は商品!」これが私の結婚哲学です。70代夫婦には引退という概念はありません。そんな老夫婦の日常です。

 

私は74才、

夫の強い希望で都会生活を捨て

最果ての港町に転職&移住。

田舎は医師不足です。

 

夫は内科医。

病院併設の老健施設の施設長として

好条件で迎えられましたが

つい最近急逝。

死因は誤嚥による窒息死です。

 

 

 

 

 

夫が旅立ち2週間が経過しました。

未だ眠気も食欲も湧いてきません。

永谷園のお茶漬けの素に助けられ

ご飯を流しこんでいます。

 

 

 

 

さすがに夜は栄養のあるものを

少し準備します。

それをアルコールで流し込む有様。

体重を図れば4キロは減ったようです。

究極のダイエット中ってとこですね。

 

 

 

 

心と身体が乖離しているのか

悲しみの感情が湧いてきません。

虚しさに付きまとわれた心は

色でいえば黒ではなく、白です。

 

 

 

 

助けてあげられなかったという

後悔と罪悪感。ただ切ない。

 

 

 

 

あの時こうしてあげていれば

助かったかも?

移住をしなければこんなことには

ならなかったかも?

目くるめくタラレバ。タラレバ。

 

 

 

私とワンコとベンツを残して

あっという間に逝ってしまいました。

 

 

 

このベンツの名義も変更しなければ・・・

音信不通で住所不明の彼の前の家族を探し出し

連絡しなければなりません。

本籍地に行って附表を取得せねば・・・

 

 

 

現実は非情で事務的です。

容赦なく次々とやることとばかり。

 

 

 

私は経済的後ろ盾を失ってしまいました。

もう今までのような贅沢はできません。

早速無駄と思っていたサブスクを解約。

概ねですが。

 

 

 

私は暫く枕崎にとどまることにしました。

そこで家賃を交渉し、契約変更をしました。

交渉してもさほど変わりませんけどね。

 

 

 

高齢のワンコのため。

引っ越しのエネルギーを回避するため。

ようやくご近所さまから受け入れられて

穏やかな暮しができそうだから

いま移動する時ではないと判断しました。

 

 

 

今回も最後までお付き合いくださって

ありがとうございました。

 

 

 

 

黄昏マダム